このレビューはネタバレを含みます▼
すごいです。2人の人生をしかと見せてもらいました。読む手が止まらず何度夜更かししたことか…読み終わった今はロスとあまりの愛の大きさと深さに椅子に沈み込んでしばらく動けないでいます。
スンオンはなんでも叶えてあげられる地位も名誉も金も持っているけれど、そのせいで自由がない。
ジウクは現実が見えているけどスンオンの本当の幸せはわかっていない。
でもジウクの一言でスンオンが全て投げ出せることを分かっているから、ジウクは何も言えないし、常に諦めの感情を抱いていることにより大きなすれ違いが生まれます。
スンオンはずっと前から覚悟が決まっているんですよね…
途中、取り戻せないあの頃の青春時間を思って胸が苦しく、別離期間で負った2人の深い傷を思っては涙が出ました。
あの高校時代からずっと一緒にいれたなら…もしものありえない過去を願っては何度現実逃避をしたか分かりません。
しかしスンオンも私も、ジウクに正解をもらいました。
「未来を考えよう」
今後2人が一生愛を紡いでいく未来へと目を向けることで、すうっと心の闇が晴れ渡るようでした。
2人の人生を懸けた愛、生涯忘れられない作品の一つになりました。
そして…癖の詰まった性描写の数々、本当に最高でございました…
終始血走った目でジウクにハアハアしているスンオン。
ジウクからのちょっとした隙を見た瞬間に目バッキバキです笑
高級舌で大衆料理が好きでないスンオンが、美味しいって言いながらジウクの舐めて味まで絶賛するわ、蓋を開けてみたらジウクに対してどこまでも変態で笑いました。突っ切ってくれ。
暴君スンオンがここまで変わったこと、まさにスンオンの人生そのものがジウクなのだとまざまざと感じさせてくれました。
作者様本当にありがとうございます。