それぞれ夢を持つDK3人組のその後

ネタバレ

2025年9月17日

このレビューはネタバレを含みます▼ 医学を志す自他ともに認める天才･久世深凪､サッカー選手を目指す秋丸修平､俳優を夢みる笹良は､高校生の頃から仲良くつるんでいました｡お互いの夢を語り合っていた3人は現在､笹良は地道に俳優への道を歩んでいるものの修平は祖父の美容院を継ぎ､深凪は医師免許を持ちながら修平の店の近くでホストをしています｡そして修平の祖父が亡くなったタイミングで､深凪が寮を追い出されたと修平の下に転がり込んできます｡ホストを始めた頃､経験値がなくては……という話になり深凪を抱いた修平は､実は深凪のことが大好きで､一緒に暮らすようになって再びその関係が始まります｡けれども深凪の能力の高さと医学への夢を知る修平は､修平のせいで深凪が小さな街のホストに甘んじているのではないかと苦しむのでした｡読み進めるうちに修平がサッカーを辞めた経緯が明らかになってゆきます｡修平と深凪､お互いを想うあまりの気持ちのかけ違いが続くのですが､深凪のあっけらかんとした天才っぷりとそれ故の天然さ､さらに笹良のキャラとが良い感じなので､さほど鬱々とはしません｡最後のSSでマンガでは捉えきれなかった3人のキャラがきれいに浮き彫りになっていました｡番外編は3人の同窓会です｡

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くりさん

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