2025年10月2日まで、2巻まで無料





2025年9月21日
レビュー気になって見てみたら2025年10月2日まで、2巻まで無料だったので読んでみたら面白かった!全7巻で、今は無料の2巻まで読んで、割引になってる3巻と4巻買おうかなと思っているところ。
大学入学を機に上京してきた柚と、下宿大家の練二の話。何が面白かったって、絵がとても綺麗で見やすくて可愛いし、下宿先の人たちや商店街の人達が温かくて人間味に溢れててホッコリするし、柚のお母さんの愛情には涙なしには読めないし…でも、この1.2巻で一番印象的だったのは、士郎でして。辛い思いをしていた柚を気にして、柚が辛い時何もできなかったけど、上京後せめてなにか力になりたいってこっそり援助してくれたりして、一見優しい年上男子って感じなんだけど…。その士郎のことを練二は「控えめに言って思った以上に酷い奴」って言って、更に士郎が諸悪の根源である柚の家族を庇った時、練二が士郎を蹴り上げるんだよね。士郎はどんなに気にしてるとか心配だとか綺麗事を言っても、柚が辛かった時になにもしなかった腰抜け。悪いことと分かってて、でもやめない、それが一番最悪。これ、ポール・ニューマンの「暴力脱獄」だなと思って。投獄中、母親が亡くなっても葬儀に行けなかったルークに看守の1人が声を掛けるのよ、「お前が悪くないのは分かってるがこれが俺の仕事なんだ、許してくれ」、それに対して「仕事だからって許されると思うなよ」ってルークは言うんだよ。仕事を言い訳にして人に対して冷たいことをするのは、誰かが不当な扱いをされていても自分の立場があるからって助けないのは、許されないんだって。それが、一番悪いことなんだって。あと「スペル 私を地獄に連れてって」って映画でも、ローンを払えないお婆さんに出世欲の為支払い猶予を与えなかった女性銀行員が地獄に落とされたんだよね。ローンを払わないお婆さんも悪いんだけど、でも支払いを待つことはできたしそうすることが正しいって分かってたのに、仕事の為にそうしなかったから地獄に落とされた。映画評論を聞くのが好きで、この2巻を読んだ時にこの映画2つがぶわっと脳裏に浮かんだんだよね。そしてね、練二が正しいなって思うです、なんとなく良い人そうに見える士郎を許さずに蹴り上げる練二、カッコ良すぎ。耳が痛すぎて自戒の意味も込めてレビューしました。
大学入学を機に上京してきた柚と、下宿大家の練二の話。何が面白かったって、絵がとても綺麗で見やすくて可愛いし、下宿先の人たちや商店街の人達が温かくて人間味に溢れててホッコリするし、柚のお母さんの愛情には涙なしには読めないし…でも、この1.2巻で一番印象的だったのは、士郎でして。辛い思いをしていた柚を気にして、柚が辛い時何もできなかったけど、上京後せめてなにか力になりたいってこっそり援助してくれたりして、一見優しい年上男子って感じなんだけど…。その士郎のことを練二は「控えめに言って思った以上に酷い奴」って言って、更に士郎が諸悪の根源である柚の家族を庇った時、練二が士郎を蹴り上げるんだよね。士郎はどんなに気にしてるとか心配だとか綺麗事を言っても、柚が辛かった時になにもしなかった腰抜け。悪いことと分かってて、でもやめない、それが一番最悪。これ、ポール・ニューマンの「暴力脱獄」だなと思って。投獄中、母親が亡くなっても葬儀に行けなかったルークに看守の1人が声を掛けるのよ、「お前が悪くないのは分かってるがこれが俺の仕事なんだ、許してくれ」、それに対して「仕事だからって許されると思うなよ」ってルークは言うんだよ。仕事を言い訳にして人に対して冷たいことをするのは、誰かが不当な扱いをされていても自分の立場があるからって助けないのは、許されないんだって。それが、一番悪いことなんだって。あと「スペル 私を地獄に連れてって」って映画でも、ローンを払えないお婆さんに出世欲の為支払い猶予を与えなかった女性銀行員が地獄に落とされたんだよね。ローンを払わないお婆さんも悪いんだけど、でも支払いを待つことはできたしそうすることが正しいって分かってたのに、仕事の為にそうしなかったから地獄に落とされた。映画評論を聞くのが好きで、この2巻を読んだ時にこの映画2つがぶわっと脳裏に浮かんだんだよね。そしてね、練二が正しいなって思うです、なんとなく良い人そうに見える士郎を許さずに蹴り上げる練二、カッコ良すぎ。耳が痛すぎて自戒の意味も込めてレビューしました。

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