髄分、ゴキゲンな息子さんじゃねぇか……笑

ネタバレ

2025年10月7日

このレビューはネタバレを含みます▼ ヤクザの用心棒、義一×崖っぷちウリ専ユイ。
259P，すっごい満足感、叫ばせてくれ！
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　█　█　◢　█　🅺　▅▅　単話からハマりまして、
₃₁₅₀　▄◤　█　▅▅🅾　❤　待っていました！！
みんな見て！義一かっこ良すぎないですか!?　関西弁の強面というより爆イケ！何その色気……鍛え上げられ、引き締まったボディ。ユイも、ジーッと見てごらん？可愛いの。グリグリしたくなる！
さて、ストーリーです。義一の部屋にウリ専のユイが派遣されます。ここ、ふたりの攻防だけでも面白いのがわかります。ユイはさすが九州男児、引かないのよ！
義一は関西弁なんですが、ユイはおそらく長崎弁だと思います。(チューリップのくだりがありまして、テンボスではなく香焼チューリップ畑のことかと思われる)

さあどこから語ろうか、とにかく893絡みの漫画はたくさん読みましたが｢あれっ？｣という新鮮さを感じています。
全体の流れの中で、組を出ていった元若頭が義一にちょっかいをかけることでアクションが起こります。その中にユイに嫉妬する、坊っちゃんと義一の三角関係が描かれています。坊っちゃん、冷静に読むと拗ねる子どものよう。執着しているのを気づいてるからか、義一に嫌われようと一生懸命。自分から断ち切れない執着ってあるよね。
義一はいいとこのお坊ちゃんで父親に虐.待されて育っています。だからか、ユイがウリ専の客に蹴られて傷をつくっているのを知ると、ユイの指名を全部自分で埋めてしまいます。でも愛情を知らないせいか、ユイに好意を持っていることに自分でも気づかない。切ない。

ページがたっぷりのせいか、ふたりの幼い頃も描かれ、伏線はすべて回収。どうして今のふたりになったのかが如実にわかります。凄いことに、坊っちゃんの理由づけまで完璧です。何がほかとちがうのか、考えた結果、義一とユイのキャラがとても魅力的なんだと思います。
天涯孤独のユイ、愛情はたっぷりもらったけど、これから生きる場所と目的を見失ってる。義一も家族に恵まれず、執着と愛情の境目をあいまいに生きている。それでもふたり一緒だと、お互いが素直になれる。
起承転結がしっかり描かれていて、迷子になることなく、ラストまで一直線です。ベッドシーンももっと欲しくなるくらい良かった！もっと南先生の作品を読みたい！次作も楽しみです。おすすめします！