このレビューはネタバレを含みます▼
無言の出で立ちで心を射抜かれ、第一声で魂もってかれました！始まったばかりなのに、強烈なインパクトを放っていた義一。
単話で追っかけて、結末は単行本出る時までのお楽しみで待っていましたが、１巻で終わるのは非常にもったいないストーリーでもっと2人を見たかった！！
まず何といっても絵が好み過ぎるという点に於いて既にアドバンテージMAX！
義一の魅力に霞んじゃいそうになるんですが、デリ ヘルボーイのユイもなかなか商魂逞しい子で、男を抱く趣味はなかった義一をその気にさせ、体格同様あちらもご立派な義一を相手に踏ん張るタフさと仕事に対するプライドと威勢の良さから一気に義一の興味をひいてしまう。
あのマステぐるぐる名刺も大事にしまってあるんだろうな～。本当は内ポケ希望だけど修に捨てられそう(笑)
義一のバックには鶴見組の跡取り息子の修がぴったり張り付いていて、過去の一件以降絶大な信頼と憧れが成長と共に歪な執着を見せる困った坊っちゃん。義一を取られまいとユイを目の敵にして引っ掻き回してくれるんですが結果2人の確固たる想いが証明される結果に‥
義一の辛い過去や、ユイが心の支えを失くし上京を決意するまでの経緯が随所に織り交ぜられていて。同級生の引き留めがなかったら2人は出逢わなかった事実が！乗り遅れて良かった‥偶然が重なった出逢いでした！
ヤクザものの宿命、内部抗争と暴力と流血ざたは否めませんが、渦中それを上回ってくるユイの捨て身の作戦と2人で一緒に逃げるといった選択肢のある中で、ユイの為に義一が取ったまさかの行動と最後の表情が切なかった‥。
離れている間に新たに前に踏み出そうと頑張っているユイと、義一断ちを決意する修の男泣きは最後ぐっときちゃいました。成長して戻っておいで。。
義一とユイの再会によって、色んな未来が開けたようなエンディング！念願叶った名前を呼びながらのエチシーン！！体格差も見所！何度読んでも水よりもお前が欲しいって解釈しちゃう(笑)
見事なスパダリ転身っぷりとと寝起き義一などたまらない可愛いさが炸裂した書き下ろし！あと関西弁と博多弁のやりとりも見たかったな～！
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