月とピエタ
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月とピエタ

大地幹

今年読んだ中で一番好き

ネタバレ
2025年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 【あらすじ】
人に嫌われることを極度に恐れ、いつも作り物の笑顔を浮かべる主人公の茨木陽介
周りを気にせず、自分の好きなものに正直な講師の百合川
そんな2人が出会って少しずつ仲を深め、惹かれ合っていくお話です。
物語が進むにつれて、少しずつ主人公の過去のトラウマや、変わり者に見えた先生の心情や考えが少しずつ明かされて行きます。

【感想】
一巻完結の漫画だと好きになる過程が流されがちで読後に「なぜ好きになったの?」と納得できないことが少なくないのですが、こちらは好きになる過程が丁寧に描かれ、心理描写も丁寧なので、納得感があり大変良かったです。

表紙から想像していた絵とは少し異なりあっさりしていましたが、とても綺麗で読みやすいです。

周りの目を気にしてばかりの主人公が周りの目を気にせず本当に自分の好きなものを選択できたことに感動しました。
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