食べないの? おおかみさん。
」のレビュー

食べないの? おおかみさん。

小石川あお

癒し系溺愛ほのぼの森生活…からの涙あぁ…

ネタバレ
2025年10月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 生贄溺愛系漫画は数あれど、ここまで胸に迫るような愛しさを備えたものはないんじゃなかろーかというほど素晴らしいです

狼さんがかっこよくて優しくて、ユーモアもあってでもたまに恐ろしい
うーん…完璧…!

前半はほぼゆるふわ森生活なんだけど、いつの間にか壮大な愛の物語の中心に連れてこられていました

君は生贄だから、僕に食べられる日まで傷一つつけずに大きくなるんだよ、というおおかみさんと、
自分は生贄だから、いつか食べられる日が来るなら僕にも価値があるんだって思っている太郎

出会ってからずーっと大事に大事にされて健やかに幸せに暮らしていたのに、突然やってきたおおかみさんが太郎を手放す別れのシーンは本当に悲しかった
洋服をミシンで縫ってあげたり(おおかみさんが)絵本を読み聞かせしたり(おおかみさんが)蛇と戦ったり(おおかみさんが)フリスビーみたいにボールを追っかけたり(おおかみさんが)してた頃に戻ってほしいよぉ…と泣きながら読みました
大好き同士なのになんでこうなるの…涙なくして読めません

太郎を村に返す時、自分のジャケットの上着を着せて更にその上から毛皮をたくさん被せていたのが素敵すぎてBL史に刻みたいくらい好きなコマでした

物語はハッピーエンドで幕を閉じますが、惜しむらくは太郎が再び森へ戻る動機というか葛藤というか、心情の描写がもう少し欲しかったなーというところかな
ラストがあっさりしすぎていたので。
あとは、2人のエチシーン、私としてはおおかみさんは獣型で全然っ良かったんですけどっ、人型だったのがちと残念〜まぁ人型もめちゃくちゃかっこいいんですけどね
人型、めちゃくちゃかっこいいです(二度言う)
でも…獣型もやばいから…

一度でいいから、太郎があのやばい体格差のモフモフおおかみさんに抱かれるところを見たかったのだ!
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