このレビューはネタバレを含みます▼
作家(イラストレーター)×編集者です
攻めのほうが受けよりも立場が上だったりすると、受けは流されるままエチして気持ちの確認が取れないままずるずる…みたいな展開がBLには結構多いように思うのですが、こちらの作品はエチするよりも前に受けがちゃんと「自分のことをどう思っているか」を攻めに聞くのが偉い!偉いよ!!と声が出そうになりました
この受け、小動物系で弱いかも思いきやそんなことはないので安心して読み切ることができました。嬉しい
そして攻めも、最初は強引でわがままなタイプの溺愛攻めとかなのかな〜と思っていたのですが、
かなりきちんと受けの話を聞くし、受けが欲しい言葉をくれるし、優しいし、
普通に最高なスピダリ様なのでは…?と嬉しい誤算に気がついた瞬間からずっと歓喜しています
だって…ふたりの初エチ…観ました?
攻めめっっっちゃ優しくない??
強引だけど意外と優しい、とかじゃなく、普通に物理としてすごく優しい
受けのために、ゆっくりゆっくり進めていって、大丈夫かを確認して、優しく触れて。うーん最高すぎでは。
この2人のこの初エチは、インしてからよりもインするまでのほうが私の満足度が高かったです
てかお付き合いしてからの2人(特に攻め)が分かりやすく甘くて糖分過多…なにこれ甘ぁ…美味
個人的には、エチ後寝ている受けの隣で同じベッドの中で仕事をしている攻めが好きです
しかも自分はきっちりと着込んでいるところが、またエチに持ち込むつもりとかはなくただそばにいたいからそばにいる、って感じでエモいのです。そして甘いのです。
エチ終わっても受けが寝ちゃってもそばを離れないのヤバい…これをこれから流行らせてください(言われても)
というわけで、凄く面白かったです
ストレスが溜まる展開もなく、キャラクターとしても好感の持てる2人でした
おそらく恋愛関係の前に、社会人同士、2人とも大人なんですよね
それが読んでいてとても心地良いんだと思います
タイトル、不機嫌なディアですが、【もしかしたら初対面だと不機嫌そうに見えるかもしれないけど機嫌の悪さを顔に出したりしないむしろおおらかで優しくて素敵なディア】の略なんだと思います!(対 百武先生は除く)