ピアノの森 超合本版
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ピアノの森 超合本版

一色まこと

雨宮君に入れ込んじゃったので

ネタバレ
2025年10月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 以前最後まで読みました。パワープッシュになっていたので覚書レビュー。
主人公は「天才」であるカイ君の方なんですけど、私、雨宮君の方に肩入れしてしまったので、作品全体の評価は中立の星3つです。
雨宮君の葛藤、努力、苦悩、そして主人公への憧れ、良かったです。そちらが良かっただけに、あくまで「主人公のカイ」のためにあるこの物語だと、途中から置いていかれてしまった感があります。
天才にももちろん苦労と努力があり、そちらに入り込めればスッキリできる作品なんじゃないかな、と思いますが、雨宮君に肩入れしちゃうと、いささか物語世界が「カイにとって都合の良い世界」として作られているように見えてしまう。
雨宮君の心情を脳内補完して勝手に悶えていた記憶がある、そんな私は『ガラスの仮面』では亜弓さん派です。
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