パレス・メイヂ
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パレス・メイヂ

久世番子

清々しき若き世界と女帝

2015年5月28日
歴史の教科書で見たあの時代の華やかで、だんだん貴族と平民の境目がなくなっていく、だけどまだ確固たる壁として人々の心にあり、閉塞感より未来への希望に満ちた生まれたての時代の前向きな雰囲気がいい。
生まれついての立場や役目を、上も下も弁えつつも心は色々思うわけです。
女帝というと海千山千、男の話も産んだ王子王女もてんこ盛りの豪華絢爛な西洋王家話に比べて、この清らかさは和風独特。
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