侯爵令嬢アリアレインの追放
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侯爵令嬢アリアレインの追放

しろうるり/RAHWIA

王の器

ネタバレ
2025年11月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 完結まで待ってようやく購入。"追放された令嬢の仕返し"というよりは奥が深く、圧倒的不利な状況から知略を巡らし戦争を仕掛ける政争もののお話だった。ジャンルもラノベではなく小説のほうがいいのでは。王太子sideの人間も決して愚鈍ではなく、それ以上にヒロインが統治者として優れていた。ヒロインを侮ったものたちが直接断罪されるわけではないのでスカッとするかはまた別だけど、後の王家衰退のきっかけとなったのは間違いない。主要な登場人物の半生が最後にあって、読後の満足感も高かった。
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