罫線上のカンタータ【電子限定描き下ろし付き】
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罫線上のカンタータ【電子限定描き下ろし付き】

早寝電灯

とても叙情的な一冊

ネタバレ
2025年11月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ 登場人物達が、文章や漫画等のクリエイターということも手伝って、
まるで詩集を読んでいるような、何とも穏やかでオシャレな内情表現に感じました。
早寝先生の作品は一貫してそうなのですが、
大袈裟に分かりやすく描くのではなく、感情の起伏が穏やかに表現されているんだけれども、
だからと言って分かりにくいのではなく、その機微が十分にひしひしと伝わって来ます。

今作には①と②の2組のカップルが登場し、①②①②①と、交互に計5話。えちは5話目で①のカップルのみ。
①と②のカップルは特に面識があるわけではなく、遠巻きに間接的に関係しています。
描き下ろしで作者様が時系列に並べて下さっていた順序は、1→3→5→2→4話 だそうです。
でもそんなことを把握していなくても、それぞれ楽しめます。
掲載通りの順序で読むのが一番宜しいです。

繊細で可愛い登場人物達。一生懸命に丁寧に生きているのが垣間見え、つい自分を顧みてしまいますww
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