悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~
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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~

白梅ナズナ/まきぶろ/紫真依

泣いた

ネタバレ
2025年11月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に素敵な物語だった。魅力としては絵が綺麗、テンポ感がいい、オチがものすごく満足できるものだった、といった点が挙げられる。
まず絵について、1人の人物で2人の表情を描き分ける必要がある物語だが、その表情の描き分けが素晴らしかった。それに主要キャラではないキャラもとても魅力的で表情も豊かでとても好きになった。幸せの表現のみならず絶望の表現の仕方も本当にすごくて見入ってしまった。
次にテンポ感がいいことについて、最初から最後まで一気読みをしたのだが一切グダらなかった。むしろ次へ次へとページを進めたくなるくらいのテンポの良さだった。6巻で完結できるのもすごいし、その巻数でこの満足は得がたい経験だと思う。
最後にオチについて、この本はいわゆるざまぁ系、復讐系と呼ばれるジャンルではあるが、ざまぁの爽快感より愛に触れられた至福感の方がより感じられるオチだった。普通に泣いたレベルで感動した。
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