AIの遺電子
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AIの遺電子

山田胡瓜

SF設定、人情ドラマ、いずれも理解できず

ネタバレ
2025年12月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 気になっていたので、無料読みになっていた1巻を読みました。
1巻読み切るのもきつくて脱落です。
SF好きには、設定が曖昧すぎて納得できませんでした。この世界のヒューマノイドってどうなってるの。
あくまで「ロボット」ではあるようですが、成長もするらしいしどう見ても感情も持っていて、ほぼ普通に人間。こんなヒューマノイドが人間社会に1割混じって暮らしているという設定……。「ロボット」というものは、人間側に必要があって生まれるもので、この作品世界にヒューマノイドは何の必要性があるのか理解できませんでした。生殖能力は無いみたいなので、ヒューマノイド1体1体がどこかの工場で「生産」されているはずなんですけど……成長する……子供のヒューマノイドも居る……どの段階で作られてるんだ……などなど、私のSF脳がショートしました。
人情ドラマ的な部分でも相性が悪かったです。
最初の話、1週間分の記憶が消えるのにアイデンティティの崩壊を感じてバックアップからの再現を拒否したはずなのに、結局2週間後に機能停止した後バックアップからの復元をしている。えっ、どういうこと?ってなりました。どうせ復元するなら傷が浅い内にやれよ、と思った私は人として何かが欠けているのでしょうか。
また、ADHDの子をモデルにしたであろう子供ヒューマノイドの話もあり、それを「治療」してしまうところにモヤつきを感じましたしそもそも「作られたヒューマノイド」に脳機能や遺伝の問題が大きいADHD症状があるっていうのが理解できない。
個人的な趣味として、ロボットが「自分は機械なのか人間なのか」みたいに悩むようなタイプが好きなんですけど、この作品はそういうのをすっ飛ばしている感じ。
SF設定的にも心情的にも相性がかなり悪く、イライラしました。
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