このレビューはネタバレを含みます▼
たまたま本棚をチェックしてたら、買って放置していた事に気がついて、慌てて読み始めたらとまらなくて年明け早々ずっと読み耽ってました。
ブロマンス風味な浅葱と常磐の関係を微笑ましく見守るべくスタンバってたら、酔った勢いの暴露合戦を皮切りに一気に空気が一変!
ほのぼの路線を進みながらゆっくりとサイエンスミステリーの世界へ。以前少し読んでいた記憶もすっかり無くなっていたので、まっさらな気持ちで読み進める事ができました(笑)
タイムトラベラーとして生きてきた浅葱を中心に転生者の常磐、同じくタイムトラベラーの積木さんとのトッキー争奪戦からくる2人の拗らせ具合と掛け合いが妙にツボにハマりました!浅葱と常磐以外のキャラや老竹のサイドストーリーも同時に挟みながら、とっ散らかる事なく綺麗にまとまっていて脇道に逸れる事なく集中できました。
果てしない時間の中で、本当の恋を知り生きる理由を見つけた浅葱。と同時に味わう絶望からくる喪失感。新たな出会いを得て現在に至るまでの心の変遷と恋焦がれた常磐へのブレない一途さ…カッコよすぎ。余談ですが、再会のタイミングズレてたらもしかして。←もしかしませんね。すみません邪推が。。
1番落ちてる時期に支えてくれた浅葱に救われながら、時代を超えた2人の壮大なストーリー。タイムトラベラーと転生者の存在とルールや先の見えない複雑さがまた作品の醍醐味でもあります。
しかしよく練られてあって、伏線回収と斬新な着眼点には脱帽ものでした!終盤になるに連れ更なる深みが増して、運命の10月12日を迎えるまでの時間の流れや別れを惜しむ想いと共にピアノのメロディが切なく心に響いてきました。
最終的に自分の時代に辿り着いた浅葱に待っていた未来は!?完結標記はないですが作者さま曰く完結しているとのことなんで、是非興味を持たれた方は2人の結末をどうぞ見届けてもらいたい!改めて3巻の表紙を見ると浅葱の視線がやたら優しくて切なくなる。
最後の後日譚が同窓会みたいで大好きなシーン。自分も混ぜてもらった様な懐かしい気持ちでいました。ただ積木さんのマウントレターには笑った!
新年から温かい気持ちになれる素敵な作品をありがとうございました!