恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。
」のレビュー

恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。

永野水貴/とよた瑣織

読み終わった瞬間に次巻が待ち遠しい。

ネタバレ
2026年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ もう超絶面白くて大人買いして読破。
ロイドが王都へ行きサリーたちとの日常シーンは少し退屈さも感じたのですが、ぜひ読み進めてほしい。
その出会いから、8巻ラストに繋がるのかと思うと鳥肌ですし、毎回巻の閉じ方が絶妙に続きが気になる形で終えていて8巻は群を抜いてました!
目の前にそのシーンが浮かぶほど、イレーネを知ってるからこそ恐らくジェレミーよりも興奮してそのラストを読みました。無理だとわかっていても2026年上半期に9巻発売して…!

主人公がイレーネだから、というのは差し引いても、ブライトとロザリーを絶対に赦さないくらい好きじゃない。小説だと更に惨く辛い。

これほどロザリーを愛しているというのは彼女が主人公で読んでいたら、ときめいたのかも思ったけど、
それならイレーネに期待させないよう振る舞うべき。
番人選定の僅か一年後にはロイドが生まれている彼らの順風満帆ぶりに激しく憤りを感じ、イレーネを生贄にしといてさっさと結婚し子作りできるとは穢らわしさすら感じた。
イレーネを失った後、茫然自失となって大切さに気づいて打ちひしがれてくれてたらまだ溜飲も下がったが、腹立つことにロザリーと円満らしい。

「愛する人のためなら他を犠牲にできる」というのはときめく要素だけど、これは流石に人でなしにもほどがある。ロザリー以外に冷たい男ならまだしもイレーネにもあれだけ寄り添っていた男だから許せなかったし、ショックすぎたとはいえ都合よく全て忘れたロザリーも論外。

命懸けで2人で逃げるとか、自分が異界へ行こうとするとか、他にもやれることある。
耐性でイレーネを送ったとしても、救い出す方法を考え続けそのために奔走し続けろよ。
自分達は安全な場所にいて、イレーネだけ突き落とし放ったらかすやり方が赦せない。

ただ、ロイドを産み育てたことのみは褒めてやる。
イレーネを第一に考えて我が身を盾にできるほどの良い男を産み育てたことだけは、よくやったと言えるかと。

やっぱりイレーネ側から読むから、ブライトが許せないのかな。
でもロイドは無駄に他の女に気をもたす行動も取らないし、誰かを代わりに犠牲にするなんて安直な発想ではなくもっと切り拓くし、ただ自責の念でうじうじするだけの意味ないことをするのではなく、生きている可能性にかけてどうにか救い出せないかと考えると思うので、ブライトのやり方が気に入らない。
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