つばめがくるりと輪を描いた
」のレビュー

つばめがくるりと輪を描いた

後藤

丁寧に生きてる奈生ぴょんを尊敬します

ネタバレ
2026年3月5日
このレビューはネタバレを含みます▼ イケメン殿堂俳優 茅町凌×青井奈生(旅館中居→旅館雑用→茅町サブマネージャー)

まず、丁寧に生きている奈生ぴょんと、凌に敬意を払いたい。また作品の全体をとおして、言葉を丁寧に扱っている感じを受けました。
後藤先生のいちファンとして。前作も素晴らしかったですが、今回の作品はさらに人間的成長が素晴らしかった。ほんっとうに、おすすめしたい作品です。

俳優であり、殿堂入りのイケメンなのに童貞設定の茅町ですが、やるときはやる男でした。奈生を雑に扱った旅館の女将への復讐には胸がすきます!もうそこだけでストーリーがひとつ完結。

その後、茅町の俳優仲間である石黒洋輔登場。めちゃくちゃADHD気質で、空気読まない、発言の前にいっぱくおかない、すぐ動く、法制無視で。なぜかインターハイ出場経験者(笑) おかげで、逃げようとした奈生はあっけなく捕まえられてしまうんですが。でも俳優なんだな〜。洋輔のお話もぜひ読んでみたいですね!

もうひとつのサブストーリーは奈生の生い立ちに関わるもので、家族がテーマです。ここで涙する読者が続出しそう。奈生が語るセリフひとつひとつが素敵で、凌がフォローするセリフも素敵で、引き込まれていきます。
自分の親が実はゲイだった、と知ったとき私はどうするだろう?と考えたりしました。

イチャイチャな部分はハグやキスですが、きちんとふたりが結ばれる描写もあります。後藤先生の作風なので、トーンはありませんけど、幸せな気持ちをくれますᢉ𐭩 ᩚ

またどーでもいい個人的な話ですが、'青井′という名前に復讐をしたいほどの私怨があるのですが(笑)そういう人生に関わってくる名前って、家族親戚含め避けたいものなんですよね。特に受けがパートナーや家族の場合避けてとおりたいという感情になります。
ですが、つばめがくるりと輪を描いた、は読めてしまいました。浄化作用でもあるんでしょうか。

しばらく余韻に浸りたいと思います。
読んでよかった!!
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