悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで
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悪役神官の俺が騎士団長に囚われるまで

二三/緋いろ

埼玉ネタが豊富過ぎる…でもちゃんとBL

ネタバレ
2026年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 国教会の主教でここがBLゲームの世界で自分が悪役だと物語直前に気付いたイヴォンと、彼を嫌っている討伐騎士団長のオウギュストのお話。

異世界転生+悪役(令息)との相性がすこぶる悪い私ですが、この作品はかなり良かったのではないでしょうか?

とりあえずBLゲームの世界観が面白い。
サイタマンダラ王国…名前通り各街も埼玉の地名をもじっているのですが、絶妙にダサいところがなんとも言えません。
王都ウラーワはまだしも、トゥコ・ロザワってw(※所沢をディスっているわけではありません)
そして検索すると、物語通り名物にうどんが!
凄いぞ! ネタにもちゃんと根拠がある(笑)
そして王国だけでなく、隣国にもちゃんと埼玉の隣県をあしらっているのが素晴らしい。
苺の大量生産に心血を注いでいる国って…栃木?(笑)

地名や敵が埴輪だったり、ネタで攻めてくる作風かと思いきや、BL方面ではしっかり恋愛要素も堪能できます。

前世社畜で恋愛と縁遠かったイヴォンの恋愛音痴っぷりが可愛いやらけしからんやら(笑)
普通なら絶対狙ってるよね? としか言えない無自覚な煽りセリフや仕草の数々。
とくに討伐の旅初日の宿での水浴シーン。
何も知らない人からしたらお色気で誘惑しているとしか思えない。
オウギュスト含めて討伐騎士団には被害者が多そう(笑)

自分が悪役にならないように、攻略対象が主人公に恋をしないよう画策する一環として、自らが団長を頑張って誘惑したりしていますが、正直無自覚に煽っている方がお上手なのかもしれません。
経験ゼロなのに頑張って○○までしたのに、この世界に存在しない技だったとは(笑)
色々苦労しつつ両想いになっていく様は自然でとても良かったです。

無事埴輪を倒し切り悪役フラグを断ち切ったかと思いきや、新たな試練が登場したりしつつも、最後は攻めが一枚上手で頑張ってくれました!
頑張る受けが諦めかけたその時…! 的な。
ラストはあっさり終了と言った感じで少々物足りなさもありましたが、概ね楽しめました。

書き下ろしでは登場人物何人かのその後が書かれていましたが、団長が妄想族過ぎて…。
ムッツリ過ぎる(笑)
最初とのギャップと相まってかなり面白かったので、もうちょっと団長視点で続きを読みたかったなあ~。
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