スモークブルーの雨のち晴れ
」のレビュー

スモークブルーの雨のち晴れ

波真田かもめ

本と言葉と、身体と時間。

ネタバレ
2026年6月25日
このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい作品。2026年6月、既刊第9巻までをレビューします。
医療業界の営業職から、翻訳という言葉の世界に移行した二人の男、久慈と吾妻の物語。38歳、8年ぶりの再会は偶然。しかし、人生を確かに変えていく。9巻で彼らは42歳になるのですが、描かれる日々はしみじみと暖かく胸を打ちます。
所々に差し込まれる翻訳についての小話や、二人がこれまでに読んできた本に関する小さなエピソードも、互いが惹かれ合う大切なトピックとして愛おしいです。ああ、二人で塗った新居の壁、一面の本棚。いいなあ…
本と言葉と、身体と時間。長く長く続いてほしい物語です。
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