このレビューはネタバレを含みます▼
純文学の権威を義理の父に持つ雪乃(20代)と、過去を持つタクシー運転手の後藤(アラフォー)。
いやー、色々とほんとにキッツイ(!)のですが、作者様曰くこれでも「かなりまろやかになりました。」(驚)。
やはり純文学作家がベースにいるせいか、描かれる狂気も、昭和から連綿と続くその世界(谷○、とか○端、とか永○、とか)のイメージで補強される感じで引き込まれました。なんだろう、ちょっと活字を読んでる気分にもなりましたね。物語力。
そして、苦しみも創作・文学の力で浄化、とはいかなくても、昇華されていくことがすごく嬉しかったです。
芽玖先生のホストものが大好物なのですが、こちらも大満足。雪乃も後藤も、幸せになってくれよ。
それから、表紙の美しさは至極。最高。