紫の夜に僕をさらって【電子限定描き下ろし付き】
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紫の夜に僕をさらって【電子限定描き下ろし付き】

鶴子

あやうい幸福

ネタバレ
2026年7月24日
このレビューはネタバレを含みます▼ エロい。
安定感のある高い画力。

触手モノを見てるような感が強く、
回を追うごとに、
主人公が悦の境地に至るようになり、
エロさが加速していく。

幼い頃から鬱屈した闇を密かに心に抱えながら、
懸命に社会の中で常人であり続けようとした主人公。
ある時、ある魔物に取り憑かれ、
意思疎通のないままに犯されるようになる。

次第に触手的魔物に心を許し、名を与えるように。

ただ、この作品はあくまで主人公目線のみなので、
触手的魔物の意思や言葉は物語の最後まで表現されることはほぼなく、
犯す目的も理由もイマイチ深い理由はない様子。

ただこの魔物は、一定の執着心を主人公に対して持っている。

そしてこの存在が、
結果的に主人公の瓦解寸前の精神を、辛くも世間と繋ぎ止めていて、そこに物悲しさを感じる。

エロは見応えがあるが、
物語の重要なファクターとは言えない。

何らかの救いのある擬似ハピエン展開があるかと
思っていたけど、
主人公が、魔物との共存を選択し、
幸せな精神世界に在り続けるという結末でした。

ハピエン好きには、
ちょっとだけ悲しいような、
でもよかったね的な、嬉しいような、
そんな複雑な結末。
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