彼氏が欲しかった
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彼氏が欲しかった

たうみまゆ

映画化待った無し

ネタバレ
2026年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ まるで映画を観ているような感覚になりながら漫画を読んだ。
ちょうど主人公の転生前と同年代ということもあり、痛いくらいに主人公に共感した。なんだこれ、本当にすごいものを読んだという震えるような感覚。これまでの人生を振り返って、自分の考え方や生き方に影響があったと思える作品はいくつかあるけれども、これほど頭をぶん殴られたような感覚になったことはない。
生きていいるうちにこの作品と出会えて本当に良かった。しかし、もう少し自分が若かったら、なんてどうしようもないことを考えながら、主人公の後悔を本当に自分ごととして受け止めて、彼の人生を固唾を呑んで見守っている。

生きることは苦しい。
BLを読んで痛みを紛らわせながら、必死に生きている。
自分が死ぬ前に後悔するであろうことから目を逸らし、痛み止めを飲むように自分を鈍らせながら日々を過ごすしかない自分を真正面から突きつけられたような感覚。

近いうちにこの作品が、BLという枠を超えて、広く社会で共感を得るであろうという、確かな確信を私と私の同士たちは感じたと思う。

輝くほどに美しく眩しい若さ。だけど、誰もが来た道であり、行きつく先は同じ。人生の不思議さと稀有さを感じさせてくれる、恐ろしい作品。
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