「十二国記
」のレビュー

十二国記

小野不由美

中華ファンタジー好きになった私の原点

ネタバレ
2026年9月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 7年ぶりの新刊と同時に電子書籍化とは!!ファンにとって9月17日は忘れられない記念日になりました!

十二国記との出会いは高校の頃、褐色の肌に赤い髪とボロボロのセーラー服を着た女の子に何事?と思わずジャケ買いしたのが始まりで(元々山田章博先生のイラストも好きだった事もあり)あれ!?おっかしいなー陽子と同じ高校生だったはずなのに、あれから30年余り…時の経つのは恐ろしい(笑)まさか今でも追い続ける大好きな作品になるとは当時想像もしてなかったです。

月の影 影の海から始まった物語。ごく普通の高校生だった中嶋陽子がいきなり見ず知らずの異世界へ連れていかれる衝撃の幕開け。
突然現れた金髪男性があらゆる追手を退けて、陽子と恋仲に?なんてお花畑な妄想はバッサリ。訳もわからず放り出された異国の地では孤独な旅を強いられ、命を脅かされる状況の中信じていた人には裏切られ…こんな過酷で試練だらけのヒロインなかなか居ないんじゃないかな。本当に容赦ないです(笑)
でもドン底から這い上がる陽子の泥臭い生き様と、出会った人達によって少しずつ明るい未来が見えてくるサクセスストーリーは圧巻!人の顔色ばかり伺っていた優等生の顔から、容姿だけでなく内面も研磨されていく堂々たる成長振りに胸が熱くなります!
決して諦めない、自らの力で切り開くひたむきな強さはどのシリーズにも言えるテーマ。だからこそ皆後を追いかけずにはいられなくなる!私もその1人。
壮大なスケールで織りなすファンタジー世界を澱みなく構築させていく、小野不由美先生の柔軟な想像力には脱帽。また十二の国それぞれのカラーと個性豊かな王と麒麟の魅力溢れる人物像。国を統べる王の苦悩や取り巻く陰謀や謀反など様々は問題に直面しながら、普段は干渉しない国同士の結びつきもあったり。
特に風の海 迷宮の岸 泰麒の話がどうなるの?どうするの?とハラハラしながら夢中になって読んだ記憶があります。その前身となる魔性の子も必見。ファンタジーよりもホラー寄り。私は結構後から知って読みました。

当時何気なく小説にあったチラシのキャンペーンの応募ハガキを出してから暫くして、小野不由美先生と山田章博先生の直筆サイン色紙が届いた時の衝撃はもう!宝物になりました!

これからも、お身体に気をつけて執筆活動続けていただきたいです!いつまでもお待ちしてます!
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