トーマの心臓
」のレビュー

トーマの心臓

萩尾望都

不朽の名作

2016年1月13日
初めて読んだときから既に20年ほど経過していますが、いまだに読むたびに新しい感動がある素晴らしい作品です。情景も心理描写も繊細で鮮やかで、コマのひとつひとつに深い味わいがあります。
テーマは少年愛とキリスト教的な愛ということになると思いますが、性を超えた愛という根源的というか究極の愛のようなものを考えさせられます。
とにかく物凄く内容が濃くて深い。読んだ後はいつも放心状態になるくらいの作品なので、実はレビューを書いてみても自分の言葉じゃ全く追いつかなくてもどかしいです。
ぜひ実際にお読みになることをお勧めします。
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