女王の花
」のレビュー

女王の花

和泉かねよし

壮大なチャイニーズファンタジー

ネタバレ
2017年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最終巻読んで、鳥肌が立ちました!!
毎回表紙の昔話の1ページのような話が壮大な伏線だったとは!本当に感動してまた読み返しました(^^)
ラストに納得いかない方も多いみたいですが、私は、最後まで女王と女の子の姿で揺れ動いた亜姫と、それも含めて愛した薄星の、二人らしいラストだったのではないかと思いました。侍女の語りで締めてるのも、元々、話の最初から侍女の語りだったのではないのでしょうか?そう思う表現も結構あり、それも巧妙だと感じました。
仮に、辻褄も立場も無視でハッピーエンドはそれはそれで「もやっ」としたかも。もし、薄星と公に結ばれたとしても、女王と奴隷では、それだけで悪評や火種となり(黄妃のように)、すぐに国が乱れる可能性が高いので。。。
三国志を見ているような、考証や戦略もこのマンガの魅力で、特に戦闘シーンと土妃のキレ顔が大迫力で大好きでした!!最後までムカつくけど憎めきれない土妃のキャラもこのマンガの魅力です(*´艸`)
最後の商人が持って来た花はケシの花ですね。モルヒネ(麻酔)の原料です。そういう生々しい部分が絡めてあるのもツボでした。
先生、お疲れ様でした✨
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