かほさん

どの巻も素敵な話の流れ方で、作者のtamura-kさんに感謝です！いろいろなドキドキを楽しみながら、読み終わりには幸せな気持ちにさせていただいてます。イラストの松本テマリさんの優しい絵のおかげで輪をかけて優しいストーリーを想像をさせてくださいます。挿絵があればもっと素敵でしょうに。どの登場人物にもがんばれ！そしてありがとう！という気持ちです。

溺愛ぶりが度が過ぎて、Ｈがドロドロでやり過ぎが好きな方はどうぞ。非道なシーンが苦手な方は包み隠さず描かれるのでお気をつけて。ライトノベルにハマるきっかけになった自分にとって感謝のシリーズですが、溺愛ぶりが甘いを通り過ぎて興ざめで読むのがしんどいです。せっかくカッコよくて憧れの二人なのに、シリーズを進めるごとにしんどさが増してしまい、読み飛ばすようになってしまいました。チカさんの人間性は素敵ですが、何年経っても無自覚なのはいい加減学習してって思えてきます。この物語の世界が好きで次はどんな獣人に出会えるのか気になって読んでしまいますが、しんどくなってきました。

二人それぞれのハンデや体験のせいで自分否定が当たり前だったのに、これこそ運命！自分を認められるようになる過程がステキな二人の物語になっています。冷酷なはずなのに非情な覇王ではないです。もちろん自分や国を貶める輩には容赦ないですが。容赦のないシーンの描写がない分、どんなに冷酷で非情なのか想像できてしまいます笑。SSがまさしく「予期せぬ溺愛」でした！！