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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 正反対な君と僕

    阿賀沢紅茶

    メディアミックス待ったなしの名作予備軍
    2023年5月8日
    周囲の人達の関わりの中で思春期特有の漠然とした不安を言語化し、自分の弱さに気づき、勇気を出して少しずつ前向きに変わっていく過程が、コメディを交えて丁寧に描かれている。優しい世界。応援するしかない。個人的には平と東がどうなるか気になる。良くも悪くも2人とも達観しているので付き合うまでいろいろありそうだけどもしそうなったら尊死する自信がある。今後も楽しみ。
  • 幼馴染はダサビッチ【タテヨミ】

    鈴木倫

    エロラブコメと侮るなかれ。ストーリーも◎
    2023年5月8日
    主人公が羨ましくなるほどヒロインがあほエロかわいい。絵が可愛いので実用性あり。普段ハーレムものは読まないけど作者さんの他の作品が面白かったので試しに読んでみた。普通に中盤まで笑いながら読み進めていたけど、中盤以降は序盤にさりげなく張っていた伏線を回収しながら先の気になるストーリー展開だったので最後まで一気に読んでしまった。序盤ではギャグとして使われていたセリフが紆余曲折を経た終盤では全く重みが変わる物語の構成もお見事。分かる人には分かるローカルネタや、無駄にテンションが高かったりシュールギャグだったりする各話の最後の煽りの文章も面白い。エロラブコメと侮るなかれ。しっかりとストーリーも楽しめた。
  • 【推しの子】

    赤坂アカ×横槍メンゴ

    黒幕は誰だ?
    ネタバレ
    2023年4月29日
    このレビューはネタバレを含みます▼ アイドルを題材としたコメディかなとあまり興味が持てなかったけどアニメ化をきっかけに読んでみたら驚き、芸能界を舞台とした犯人を探すミステリ・サスペンス要素もあるのね。加えて業界裏話を含め芸能界で頑張る人たちを描くシビアなお仕事物としても楽しめる。めちゃくちゃ面白い。続きが気になりすぎて最新話まで全部一気読みしてしまった。
    作中で幼稚園児が京極夏彦のサイコロ本を読むというネタがあったけどアニメで協賛としてわざわざ京極夏彦の名前を出している。そして読んでいるのは傑作ミステリ小説と言われる”絡新婦の理”。これは推しの子が単純に犯人を見つけて終わりという話ではなく、事件を裏で操る別の黒幕がいる可能性を示唆しているのでは?
    もしそうなら一番最初に容疑から外れたあの人が怪しい。でも人知を超えた存在もいる世界なのでもう一ひねりありそう。何にせよ結末が気になる作品。
  • さよならちんちん ウェルカムまんまん ~OLになりたくて性別適合手術しました~

    鈴木倫/上川依子

    知ることが理解や尊重を生む
    2023年4月9日
    知らないことが偏見や差別を生むのなら、知ることが理解や尊重を生むのだろう。手術の方法やそれぞれのメリット・デメリット、LGBTの実情などの色んなことをコミカルな絵と話で楽しく知ることが出来て有益。術後の処置で数日おきに一生、月2万円以上かけて続けなければならないと知って驚く。それでも手術を行う方々がいて、当たり前だけど自分らしく生きる事がいかに大事かも分かる。LGBTは弱者利権で利用されている面も少なからずあるのかもしれないけど、この漫画のように当事者の方の生の声を損得なしで聞けるのは貴重だと思う。
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  • サンクチュアリ

    史村翔/池上遼一

    色あせない名作
    2023年4月9日
    政治と極道、表と裏の世界からともに目的のために成り上がっていく熱い漢達の物語。欲得では動かない生き様が最高にかっこいい。より良く生きるという人間だからこそ抱く願いであり祈りが作品の根底にあるので時代が経っても色あせない名作。とにかく読んで損はない。
    ※渡海さんの読み方を調べるためにググろうと名前を検索窓に入力したら「渡海 トイレ」とサジェストに出てきて笑った。
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  • 沈黙の艦隊

    かわぐちかいじ

    安全保障について壮大な思考実験を行う名作
    2023年3月24日
    30年以上前の米ソ冷戦時代の作品だが、いまだ核の脅威にさらされている現在においては色あせるどこからむしろより強く訴えかけてくるものがある。潜水艦戦でそれまで無双していた"やまと"が初めて劣勢に立たされるシーウルフ戦は激熱。様々な分野を交えて安全保障につてい壮大な思考実験を行う読み応え抜群の名作。
  • ハイパーインフレーション

    住吉九

    経済版ゴールデンカムイ・R12のデスノート
    2023年3月13日
    タイトル通りクセが強い。しかし国家・人は勿論、資本主義社会において信仰の対象であるカネですら簡単に価値が変わる世界において、揺るがない信念を持つ奇人・変人達が世界経済の存亡をかけて三つ巴の戦いをする人間賛歌。熱い。その一方でこれでもかと隙あらばギャグを仕込んできて笑える。10巻以内で完結する面白い漫画を教えてくれという話題では間違いなく今後名前が挙がるであろう名作。クセは強いけど。
  • 酒と恋には酔って然るべき【電子単行本】

    はるこ/美波はるこ

    職場でワンカップの件をばらすのは無いわー
    2023年3月13日
    1話で読むのを止めかけたけど、松子がガチの酒好きで幸せそうに飲んでいる様子を見ると読んでるこちらも楽しくなってくるし、日本酒の色んな魅力・楽しみ方に気づかせてくれて勉強になるので、今泉は気まぐれな猫みないなもんだと割り切れば面白いと思えるようになった。しかし伊達さんとくっついた方が幸せになれると思うんだけど最後はどうなるのだろうか。魅力的なキャラクターたちの軽快な掛け合いを楽しみながら日本酒の奥深さを知ることが出来る良い漫画。
  • 愛されたくて整形しました

    鈴木倫

    余韻のある前向きなラストが良い
    ネタバレ
    2023年3月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公のスズは安易に楽して整形を選択したわけではなく、他人の気持ちを大事にしようと頑張って努力して他人も過去も変えられないことを痛感し自分と未来を変えるために整形を選択するので応援したくなる。
    しかし不幸に慣れていると、いざ幸せになったとしてもいつか失うのではないかという不安に耐えきれず、自分からその幸せを手放してしまう不幸願望というものがある。自分を大事にできない人は、他人も大事にできないし、他人からも大事にされないので、結局自己肯定感が大事だと気づけるかどうか。
    それらが全7話でコンパクトにまとまっている。
    全てがめでたしめでたしという訳ではないけど、賛否あっても「自分を愛したくて整形しました」という考えならありではないかという問題提起と、主人公がいつか健全な自己肯定感を持てますようにと願わずにいられない余韻のあるラストが良い。