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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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久しぶりにレビューを書かなきゃと思った2016年6月21日まず最初に、本作はBLではないです。ですが、ゆき林檎先生独特の叙情的で細やかな心理描写は健在です。
本作の主人公は高校を卒業したばかりの新人アニメーター。舞台は西荻窪の小さなアニメ制作会社。
今のところ、恋愛要素はほとんどありません。もしかしたらこの2人が…という組合せもあるにはありますが、新人の彼女にとっては日々の仕事のことで手一杯で今はまだそれどころではない感じです。
少し前にSHIROBAKOというアニメ業界を描いたお仕事アニメがありましたが、それを視た方なら大体の作業工程が分かるかと思いますが、たくさんの人と時間がかかってアニメは出来上がります。
当然、本作も主人公の生活と仕事が描かれるだけでなく、取り巻く同僚や上司・先輩の心情も細やかに描写されています。
むしろ、1巻の段階では右も左も分からない主人公よりも、彼女を導いていく年長者たちの彼女にはまだ分からない葛藤がメインになっています。
未成年の主人公に対し、大人たち一人ひとりの対応が本当に素晴らしい!
主人公から見て凄いと思う大人たちもまた実際には悩みを抱えて、それでも仕事に真摯に向き合っているーーそんな当たり前のことを、爽やかに、また、ある場面ではコミカルに描いていくのです。
ゆき先生の作品はこれまでも好きでしたが、正直ここまでしっかり中身のある群像劇を描ききれるとは失礼ながら思っていませんでした。
すべての人たちに読んで欲しくて、久々にレビューを書いた次第です。
最後に具体的な感想をいくつか。
各章の最後にCパートという小ネタが挟まれているのですが、それがコミカルでとても可愛らしいです。
また、BL作家さんらしく男の人、特に少しくたびれた大人の男性たちがものすご〜くかっこいいです!
女性陣も主人公含め、皆サバサバしててかっこいい。
そして、西荻窪をよく知っている者としては雰囲気をよく捉えているなと感心しました。
新刊のようですが、もう既に続きが楽しみでたまりません。オススメです! -
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先が気になる2011年10月2日なんか、すごい話です
両親の海外転勤で従兄弟たちの住む家に預けられた主人公が、長男を中心とする彼らの手で無理やり調教されていきます。
ほとんどずっとヤられてます
かなり可哀想なんですが、彼ら兄弟に指示する人物がいるようで、謎は膨らんでいきます。
また、従兄弟たちにもつらい過去があるようで、一番非道な長男にも優しさの欠片が見えてホッとしました。
この異常な環境で唯一苦悩し、主人公を思いやる次男がちょっとかっこいーデス
また、主人公にとっても一番心を開けている相手のような気がします。
12話の時点で、個人的には黒幕に関していくつか推理を立てることができます。
作者の画力がややビミョーで、顔の描き方は表情が乏しいのですが、身体の描き方は悪くありません。
エロ目当てなら十分満足できる作品だと思いますが、ミステリーっぽい要素もあるので、飽きることはなく、先が気になります
まあ、つまりはオススメってことです
できれば、次男とのハピエン
がいいなぁ -
イケメンな双子2011年9月20日この作者のお話ではどちらかというと、シリアス気味な作品しか読んだことがなかったのですが、
このお話はすっごくにやにやしながら読みました。
人前で読むときはご注意ください
結婚適齢期を過ぎつつある婦警の浜はま子が、
同時期に性格が正反対な
日曜(警察キャリアではま子の上司…というか署長)と
月曜(刹那的な恋愛至上主義の無職…というかヒモ)という
イケメンな双子から愛されるお話
羨ましすぎー
揺れるはま子の気持ちと一緒に、私もドキドキしました。
はま子と出逢って、両極端な性格だった二人が
戸惑いや嫉妬を感じて狼狽えたり、
その変わっていく自分たちを受け入れたりしていくのが、
人間くさくて素敵でした。
以下、ネタバレ
はま子は結局恋人の月曜のほうを選んでしまいますが、
私は恋に目覚めて一途になる日曜のほうが好きだったなー
4コマ漫画のようなほのぼのした家庭を思い描く日曜にキュンキュンです
いや、もちろん月曜も素敵だし、最終的にはカワイイ男になっていくのですが
うーん、二人ともってワケにはいかないのかなぁ -
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