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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 女王陛下の侍女

    ポーラ・マーシャル/星合操

    原作と全然違うけど、これはこれでアリ
    2024年9月28日
    ヒロインが姉の婚約者のツテで、即位式直前のエリザベス1世女王の女官となり、女王の寵臣の従者であり再会した幼馴染みヒーローとともに陰謀に立ち向かう、ヒストリカルロマンです。星合先生らしく、幼さの残るヒロインを軸とした少女漫画風で、とても楽しく読めました。
    それで原作も購入したのですが、設定から何から全然違ったのでビックリしました(例えば姉の名前、等)。漫画は漫画で、原作は原作で、別物だと思えばよろしいかと。
  • 忘れえぬ初恋

    アン・ヘリス/さちみりほ

    壮大な物語、圧巻のコミカライズに大満足
    2024年9月28日
    ルネサンス期(中世と近世の境目)頃のヴェネツィアが舞台で、衣装や設定が華麗です。ヒロイン一行は、幼い頃に行方不明になった、今は大人になったはずの青年を探して、この街にやって来ます。華やかな絵柄と悲しい心情の対比、ヒーローの謎が徐々に明らかになる壮大なストーリーに、迫力の戦闘シーンと、読み応え満点です。
    他の方のレビュー通り、同じお値段なら、さちみりほ先生のコミカライズ力は、時代考証やドラマ性の点で圧巻だと思います。(ハーレクインのお約束通り)ハッピーエンドだと分かっていても、終盤までハラハラドキドキしながら楽しめ、満足度が非常に高いです。
  • まんがグリム童話 禁断の鳥籠 罪深き接吻、ハーレムの恋(分冊版)

    板東いるか

    テンポが速いイスラームもの
    2024年7月16日
    オスマン帝国は、近年、海外ドラマや篠原千絵先生の漫画で認知度が上がっています。篠原先生の『夢の雫、黄金の鳥籠』の孫世代セリム3世の時代を舞台に、かなり速いテンポで物語が進行します。坂東いるか先生の、濃厚かつ緻密な絵柄が、往時のエキゾチックな雰囲気を見事に表現しています。なお、ホットなラブシーンは、あまりありませんでした。
  • 公爵夫人のスキャンダル

    星合操

    少女漫画風味
    ネタバレ
    2024年7月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 公爵夫人、と言うタイトルとは裏腹に、老いた公爵の婚前未亡人になった少女の物語。ヒロインがキャピキャピしていて、少女漫画風味が強い。これはこれで面白かったけれど、大人向けのロマンスではないと思いました。
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  • 愛と偽りのジゼル

    星合操

    バレエシーンが綺麗
    2024年7月16日
    稽古シーンを含む、バレエの場面がとても綺麗に描かれています。ヒーローとヒロイン(とその姉ジゼル)のすれ違いものであり、バレエのバックステージものでもあり、星合先生の透明感のある画風で、少し切なく感動的な恋物語を堪能できます。
  • 幻の乙女と仮面の花婿

    ピッパ・ロスコー/星合操

    すれ違いと、孤独
    ネタバレ
    2024年7月16日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 身分違いの初恋の二人が、誤解と極秘の出来事で離別。
    王女は悲しい結婚と死別を経て、力強く成長したヒーロー(実業家)と再会。彼の支えを得て、過去と現在の誤解を乗り越えながら大団円を迎えます。ヒロインの孤独に加え、幼なじみの最初の夫と、もし時間があれば(それこそロマンス小説のように)心を通わせる未来があったのかと思うと、胸が痛くなります。ifはさておき、ヒーローが心強い伴侶です。星合先生の絵は、瞳に透明感があり、このような切ないロマンスにぴったりです。
  • 純白のウエディング

    藍まりと/ダイアナ・パーマー

    ピュアな恋物語
    2024年7月13日
    初々しさを残しながら成長したヒロインと、保護者的なヒーローのお話です。藍まりと先生の絵をきっかけに読み、原作を購入してしまったほど、思い入れがある好きな作品です。
  • 億万長者の小さな天使

    メイシー・イエーツ/岩崎陽子

    絵も綺麗ですが…
    2024年7月13日
    「シークに娶られて」二部作のひとつ。絵も綺麗なんですが、舞台となるアタールは中東すなわちイスラム圏なのでは?と思っていたため、序盤の結婚式(キリスト教式の十字架)の場面から世界観に入り込めず…。また、パリが舞台で、前作のようなエキゾチックな雰囲気にも欠けます。ヒロイン(インド系)もヒーロー(ロシア系)もルーツが珍しく、一風変わったシークレットベビーものです。おとぎ話と思えば、楽しめます。
    なお、原作小説でも宗教や風習はぼかされていました。
  • 王様とプリンセス・アリス

    さいとうちほ

    さいとう先生オリジナル作品
    2024年6月9日
    ロマンス系レーベルから刊行されていますが、さいとう先生の【オリジナル作品】です。
    ヒーロー(ドイツ系の君主)と、ヒロイン(イギリスの王族)の神秘的な出会いや、加えてヒーローの異母兄で腹心との三者の駆け引きも良かったです。しかし、呪いの伝承とドイツ系と言う設定が活かしきれていないのと、終盤が駆け足になってしまいました。もっとページ数があれば、と思う作品です。
  • 嘘!アイツが私の旦那様!?~目覚めたら10年後の未来

    宮越和草/uroco

    久々に読みました
    ネタバレ
    2024年6月7日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 大人健也(ヒーロー)が素晴らしすぎて、精神的・肉体的に未熟とは言え、荒れた時期のあった大人はるかの情けなさが際立ちます。
    とは言え、この大人はるかが過ちから立ち直る話でもあり、また高校生はるか(ヒロイン)が健全な形で、本来結ばれるべき高校生健也との関係を築くきっかけになるので、幸せな結末に安堵できます。
    絵柄は、やや男性向け(ヒロインが巨乳)かも知れません。
    流行っていた頃に読み、最近久々に読みましたが、やはり良い話だと思いました。
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  • シークに娶られて

    メイシー・イエーツ/岩崎陽子

    現代的な設定のシークもの
    2024年6月4日
    エキゾチックなシークものでありながら、
    「代理母」「理論物理学」「機能不全家族」
    そして架空の国ながらアラブ諸国の戦乱…
    と、現代的なキーワードが散りばめられ、
    他にない趣のHQロマンスです。
    お互いに不幸な生い立ちのヒロインとヒーローが
    心を通わしていく様子が、とても愛おしいです。
    原作小説も購入してしまったほど
    お気に入りの作品です。
  • ほのかにパープル

    さいとうちほ

    清々しくなるロマンス
    2024年6月4日
    宝塚ファンだった作者が、1980年代の
    宝塚歌劇の万葉ロマンに着想を得た作品です。
    ロマンチックな伝説に導かれた、
    若者たちの真っ直ぐな恋。関西が舞台なのも珍しく、
    結末(エピローグ)も良かったです。
    しかし、私は、この作品に収録された
    高市皇子と十市皇女の悲しい短編が特に好きで
    里中満智子先生の解釈とは違う切なさがあります。
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  • 冷徹将軍の熱すぎる愛に寒がりメイドは戸惑い中

    板東いるか/こいなだ陽日

    クラシカルで緻密な絵柄と、今風TL
    2024年6月4日
    緻密な作画によりスラブ~ラテン系ヨーロッパ風、かつ、あえて中世(弓矢)と近代(軍服デザイン)をミックスさせる等、冒頭から世界観が完成されており、没入が容易で、設定へのストレスが全くありません。
    活き活きとした知識豊富なヒロインと冷徹なヒーローの恋愛物語で今風TLではありますがクラシカルな絵柄が見事にマッチして、大人向けの読み応えある作品に昇華されていると思います。
  • 子爵ヴァルモン

    さいとうちほ

    読後感は良くないが
    2024年6月4日
    作者は宝塚ファンであり、
    宝塚が翻案して大成功した本作を、
    より原作に近い形でコンパクトにコミカライズ。
    さいとう先生の丸みのある優しい絵柄で
    背筋が凍るような退廃的な恋愛「ゲーム」を描く
    そのギャップがたまらない作品です。
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  • 白木蘭円舞曲

    さいとうちほ

    昭和前期のヒストリカルロマンス
    2024年6月4日
    冒頭に前作「円舞曲は~」の内容が
    ダイジェストがあるので、
    本作から読み始めても差し支えありません。
    (私もそうでした)
    舞台は日本から、英領インド、満州へと広がります。
    宝塚ファンの作者が述べていたように
    トルストイ「戦争と平和」のイメージ(オマージュ)
    もあり、ヒロインの躍動もある壮大なロマンスです。
  • 囚われたレディ

    ルース・ランガン/板東いるか

    ドラマチックで考証もしっかり
    2024年6月3日
    別の広告で知った漫画家さんですが、
    重厚かつ緻密な絵柄な上、
    中世イングランド、スコットランド(ハイランド)の
    イメージを損なわない衣装等の考証が素晴らしく
    物語の世界に入り込むことが出来ました。
    人質として攫われたヒロインと、
    敵国の領主であるヒーローの
    良くある恋物語と言えばそうなのですが
    何度も訪れるドラマチックな危機に胸が熱くなります。
    板東いるか先生の絵で、ヒストリカルロマンスを
    もっと読んでみたいです。
    追記:原作小説はシリーズ作品とのことで、
    ますます他の作品も読みたいです。
    追々記:原作も読みました。マイルドに翻案しており、
    また、割愛した内容もキャラデザに反映される等
    板東先生のスキルに感嘆しきりです。