このレビューはネタバレを含みます▼
くれの又秋さんの作品はすべて読了済です。個人的には「愛し」が好きですが、毎回どの作品もわたしとは感性が異なるなあとガッカリするのも事実です(笑) それでも新刊がでれば読んでしまうのは、くれの又秋さんのR18シーンが指三本にはいるほど好みなのと、なんだかんだ一つの物語としては面白いからですね(笑) 読者のくせに上から目線になってしまいますが、わたし個人のレビューとして意見を残させてください。★★★今回の本は攻めと受けの関係が異様に怖かったです(笑) 途中から(そして最後の最後まで)、もう受けは他の男と浮気しちまえよ!って叫びたくなるほど、攻めの性格もひねくれてたし、その友人集団も性根の悪い胸くそな性格でした。いくら受けがゲイバーで差別発言をしたとはいえ、受けがいつ攻めに捨てられるかという賭け事をしていたり、そのかん傍観を決め込んでる攻めもどうなの?って感じだし、極めつけには攻めが受けに平手打ちをして「それ(賭け事)はお前も悪いよ(差別発言したから)、だから許してやって」的な流れに持ち込むところも現実のDV男みたいで腹立つなと思いました。それでなんだ?あのくそ攻め野郎!「君はセ〇レ以上でも以下でもない」「けど好きになる努力をしてもいいと思ってる子だよ」で物語の幕を閉じるんですよ!なんだこいつ!この攻めが今後当たり障りない人生を送ると考えただけでもムカつきます。やつは絶対にまた受けを殴りますよ。保障します、現実にいたら早いうちに離散するカップルです。それも攻めのDV行為を理由に。イチ漫画にはらわた煮えくり返っているわたしもおかしいですが、やつ(攻め)が純粋な受けと幸せライフを送るのだけは許せませんね。あと攻めの友人達も不幸のどん底に落ちて欲しいです。で、受けは別の人とハッピーエンドになってほしいです。(あと攻めはむかし特定の友人にだけ受けで、しかもネコの素質があるという設定も微妙でした。じゃあ受けのままでいとけ、あの友人集団と乳繰りあっとけ!)たまに「DV被害者である受けがほかの男に救われる」的な漫画があるでしょう、次回作であの流れに持ち込んでもおかしくないほどですよ。★★★ でも物語としては面白かったです。あの攻めのせいで★☆☆☆☆にしたいところですが、くれの又秋さんの作品なので★★★☆☆にしておきます。次の新刊を首を長くしてお待ちしております。