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今月(5月1日~5月31日)
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シーモア島


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祭り囃しその後の物語2009年10月31日百年分の繰り返しの人生と時を生きてきた古手梨花。原作『祭り囃し編』を経てようやく手に入れた昭和58年7月からのその後を描いたほのぼのアナザーストーリーです。…なので本編ひぐらしの惨劇や残酷展開を期待している方にはまったくお勧めしません。御注意を。また原作にも同じく『その後物語』として『賽殺し編』がありますが、その話とも全く別物(…とも言い切れないけど)のお話です。
内容はようやく繰り返しの運命から抜け出したものの思い通りに行かない『新しい毎日』に四苦八苦してばかりいる古手梨花に、羽生が彼女の想い人である刑事・赤坂に逢いに東京へ行く事を提案。しかし周囲の大人達から反対され、結果部活メンバーの仲間達とで一夜限りの家出を試みる…というお話。
途中様々なハプニングに襲われたり小さなケンカをしながらも楽しい冒険。…そして羽生には一つの思惑があり、最後までハラハラしながら読めました。最後にちょっと成長した梨花の姿や竜騎士先生のメッセージも必読です。 -
残酷と慈愛の少女2009年10月31日レビューでの評価の高さから数話だけ読んでみるつもりがすっかり小夜子に魅了されパック購入+ポイント追加をし、あっと言う間に全話読んでしまいました。
昭和50年代後半を舞台にした今から26年も昔に描かれた作品ですが、全く違和感なく読めました。
幼い頃よりその美しさから男性を惹き付け、その為に心に深い傷を負わされ男を憎むようになった少女・小夜子。
17になり離れていた故郷に戻った彼女は自分の平穏を脅かす存在を巧みな心理術により破滅させ容赦なく命を奪っていきます。その姿は女豹や魔女のようにも見えるかも知れない。…しかし『吉祥天』とは『人々に至福を与える慈愛の女神』。この物語の結末は決して手放しで喜べるようなハッピーエンドではないものの、残された人々に大切な何かを与えたはず。
私は叶小夜子のこれからの人生に幸せがある事を願わずにいられませんでした。 -
甘い手2009年5月5日この作家さんのお話を初めて読むにあたり、レビューでの評価の高さやみどころに書かれていた『画家とモデルのエロティックな関係』という紹介文に惹かれまずお試しと思い『甘い手』の3話を購入させて頂きました。
蓮司の仕事部屋でゆるやかに流れる時間。
『モデル』として自分を大切に扱う蓮司に恋情のような想いを抱きながらもなかなか心を見せない彼にほんの少しの不満を持つ麻希。
麻希の気持ちに気付きながらもなかなか自分の想いは見せずわざと彼女をいじめるような事を言ったりサディストのように触れる蓮司。
終盤での蓮司の言葉攻めと共に繰り広げられるえっちシーンや二人の表情は読んでいてとてもドキドキします。
まだ一本しか読んでいませんがこれはおすすめです。(他のお話もこれからDLさせて頂きます)