mayuyannさん

いいわー、なんかお互い切ない感じでキュンキュンしてツボ。大人なんだか初心なんだか。巻数が重なる度に期待が高まって、萌えました。

ブラザーズものの、今回の1人のロマンスは子連れのシングルマザー。とはいっても、若くして結婚していたので、しっかりしていながら、まだまだ可愛らしさのある、そして、私設動物園にも理解があり、特に問題はなさそうなのに、やはり問題はあり、それを乗り越えるまでのお話しが良かったです。

ナンバー3はヒロインの勤める雑誌社の特集で取り上げられた"セクシーな独身男性ランキング"で、まさか本物を間近で見ることになるとは、、、と呆然とするヒロインだが、彼の口から聞かされたのは彼女の奔放な妹の居場所の問いただしと罪の告発だった。まさかとも思うが、妹との連絡は取れず、あと１日の猶予を頼むと、彼の提案は婚約者を装って、雑誌社のランキング記事により被った不利益、つまりパリで取引先の奥方からの防波堤を半年ばかり頼みたいという。
雑誌社の編集長はノリノリで密着取材を申し込むが、、、
清楚な亡国のお姫さまと、成功したCEOのラブロマンスと共に、ハプニングなサスペンスが黒田先生らしい。
次作と共にヒーローがハーレクインらしくハイスペック。

前作の続編という感じ。清楚なお姉さんの奔放な妹として登場したが妹然として憎めない感じのヒロイン。
御曹司はずっとヒロインに一途だし、むしろ彼女がぐるぐる考え過ぎて振り回した結果が、お嬢様過ぎてご愛嬌でしかない。
突然降ってわいたような従兄弟との因縁でサスペンス要素もあり、黒田かすみ先生らしい作風にも似合って嵌まっていた。
今回、主人公たちのロマンスまでの過程が追想としてしかないので、彼女彼らがお互いどこがハマり所だったのか推測しかないのですが、お似合いすぎでごちそうさまでした。