Muさん

BLアワード総合1位ということで、読みました。そしたらびっくり。よ、よすぎる…！！こりゃ1位になります。エモが過ぎます。哲学ってもともと興味ある分野でしたが、こんなにもBLとの相性いいんですね。BLに哲学が混ざり合うと、なんだか崇高で尊くてお洒落な風味がグッと増す気がします。
タイトルも、初見は「なんだかかたいタイトルだな？」と思いましたが、哲学書「ソクラテスの弁明」からきているんですね。要所要所に出てくる哲学小ネタに、もっと哲学のことを知りたい欲が出てきます（そうしたらもっと能見先輩や瑛人のことを分かるような気がして）。

主人公の2人もすごく魅力的で、読めば読むほど惹かれる人物です。能見先輩は陽キャでチャラだけど、奥底に隠している自己肯定感の低さ、人生を善く生きたいと思っている純粋さと哲学への愛を持っていて、なんかバランスが絶妙。瑛人はゲイの自分自身を恥じることなく魂の片割れを探しているクールなイケメン、だけど中身は本当はちょっと嫉妬深かったりガキっぽかったりして可愛くて、これまたバランス感がすごく良い。

そんな2人ですが、お互い、相手を好きと自覚する前から、だいぶん相手への好きが表情やら行動やらから溢れ出ちゃってて、読者としては「うんうん、今ごろ気持ちに気づいたの〜？あなただいぶん前から気になってたよ？ダダ漏れだったよ？」てニヤリとしちゃいます🤭そういう、台詞ではなく表情とか描写からの気持ちの伝わりが自然でたくさんあるところが、この作品のエモさになっているのかな〜と思います。

美人あねさん女房の能見先輩と、ツンからのデレが激しい年下イケメンの瑛人。この素晴らしいカップルのその後のイチャラブをずーーっと見ていたいです。続編本当に楽しみです。

四ノ宮が美人！綺麗顔男子ですね〜。で、その美人四ノ宮が、受けかと思いきや攻めなんです…！ちょっと新鮮。綺麗顔の割に男っぽくて、ぐいぐい攻めてくるのにはドキドキします💕
受けの七尾は、一見ふつうの好青年だけど、せっかく天性の才能があるのにアレルギーのせいで進む道を変えざるを得なかった苦しい過去があって、それなのに明るくて前向きで笑顔の多い七尾には、なんか人間的にすごくキュンとくる魅力を感じます。
私としてはもっとガッツリとしたエチシーンが見たいけど、そういうのは（今のところ）なくて少し残念。その代わりにキスシーンはすごく良いです。クールな顔してぐいぐい攻めてくる美人四ノ宮に対して、恥ずかしがる七尾の赤面顔がなんとも可愛くて興奮する…！
キスシーン美しい。あと出てくるケーキも美しいです。

めちゃかわいい
不思議な設定だけど、2人が妙にリアルで、なんだか愛しく思える

このシリーズを最初からずっと読んでいます。ついに司音くんが大人に！子供のころからずっと色気漂ってて性格もすごい良くて顔も綺麗な司音くんが、どういう風に恋愛をするのかとても気になります。ぜひぜひ、面白くてキュンキュンする展開になることを期待しています。

背徳の…の本編からずっと読んでいますが、合わせて読むことで凄くイイです。黒栄が鈴がらみでたくさん出てきて、相変わらずかっこいいのもうれしい😄
司音くんもかわいいくせにかっこよくて、個人的に一押しです❤本編のお祭りのシーンでの藤堂と司音のやりとりが、今回の伏線になっているんですねぇ。でももう一波乱ありそうで、この後の展開も楽しみです。
このあと、司音くんでまたスピンオフを描いていただけることを切に願っています。

美波はるこ先生大好きです。
確かに作品によって当たり外れもあるけど、ツボを突いてくる作品が多くてついつい買っちゃいます。
この作品も途中どうかな〜と思ったりもしましたが、１１巻まで読んで、やっぱり好きだと思いました^_^
キャラ設定がしっかりしているというか、なんか奥が深くて登場人物の気持ちに入り込めるんですよね。
黒栄が、最初は謎キャラで面倒くさかったけど可愛げが出てきました。