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今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


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西洋がやっと追いついた美術ですね。2016年12月27日古織は「日本のピカソ」ではない。ピカソが「フランスの古織」です。
抹茶(茶の湯)を近世武家社会へ位置づけるきっかけとなった人物のうちの1人です。珠光、紹鷗、利休、そして古織、遠州、石州。
これは、抹茶(茶の湯)が盛行する時期の話。中でも古織は利休の思想を誰よりも忠実に受け継いだ人物。奇抜さと「へうげ(ユーモラス)」さは随一。ピカソなんて目じゃない。ただ西洋中心主義が横行しているだけ。これだけの人物がいるのなら、話が楽しいに決まっている。
抹茶(茶の湯)が堕落すると、満を辞して登場するのが煎茶。石川丈山、隠元、また売茶翁、木村蒹葭堂、上田秋成らの活躍によるものです。いつか、この画風で売茶翁の話も描いてほしい。隠者風のコスプレをしたお爺ちゃんが、竹籠を背負って18世紀の京で茶を売っているなんて、楽しいじゃない。