パンダさん

3巻まで無料になっていて、絵が綺麗だったので読んでみたのですが、最初の30ページくらいで無理だ、と思って閉じてしまいました。こんなこと今までなかったので、自分で自分の反応にちょっとびっくりです。
どんなジャンルにおいても主人公を好きになれない漫画は読み続けることが出来ないタチなので、自分には合わなかったんだな、と思います。
男の子が結構重めな話をしていたのに、「こんな綺麗な顔の裏側がぐちゃぐちゃなんてずるいじゃないですか」のモノローグになぜか強烈に嫌悪感を抱いてしまいましたし、「めちゃくちゃ人間じゃないですか」って…いや皆人間なんだが？人の事なんだと思ってるの？
言わんとしていることは分かるんですけど、まだこのキャラに何の愛着も湧いていない時点でのこのセリフの数々があらゆる反発心を生んでしまい、ダメでした。
絵がとってもきれいだっただけに、残念です。
男の子の顔が良ければ何でも大丈夫な人や、女の子の図太く無神経で自分の欲望に愚直な部分をかわいいと思えたり、面食い具合に共感できる人には合うのかもしれません。

1巻は結構ヒェ…ってなる場面も多いですが巻を追うごとにこの二人の関係性にハマっていきます。たなとさんのキャラの描き方がすごく好きで、軸の性格はちゃんと維持しているけどお互いに影響を受けて徐々に変化して行く感じがたまりません

最初はどういうテンションで読んでいいかわからず唐突なギャグに戸惑いましたが、あ、こういう感じなのね...と理解してからは楽しみながら読むことができました。

評価が高かったので期待しすぎた、というのもあるかもしれませんが
話の内容が薄過ぎました。
あれよあれよと進んで行き、気付いたら終わってた、という感覚です。
絵はかわいいです。