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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 1945シリーズ

    尾上与一/

    蒼穹のローレライ
    ネタバレ
    2024年9月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 悲惨な経験を経て、ただひたすら家の名誉回復の為に武勲を上げて死ぬ覚悟の塁。そんな塁を包み込み、献身的な愛を注ぎ続ける三上。二人の心の通い合い、そして塁の変化。体を繋げる意味も「誓い」。塁の最後の出撃、零戦の唸る音と静かな青の空。塁の心の叫びが本当に切ない。冒頭部分で悲しい結末は想像できたけれど、このクライマックスは心を抉られます。三上が、最後に累がU字の部品を付けた気持ちを知ることができて良かった。この時代、きっとあちこちの戦場でこの二人のような誓いと別れの数々があったのでしょう…。冒頭で三上がサラッと自分を「男やもめ」と言うのですが、グッときました(語彙力無…)。
    言いたいことがたくさんありすぎて足りません。読後は辛いけど、ぜひ読んてほしい!塁がかわいい。きっと時計に棲んでる。※重いテーマではありますが、登場人物が皆生き生きとしていて、とても読みやすいです!
  • しもべの王子様

    たつもとみお

    やはりすばらしい…
    2023年6月4日
    たつもとみお先生なら間違いなし!で即買い。間違いなかったです。ストーリーがしっかりしてる作者さん、この短編にもきちんとストーリーがあり、短編に収めるための駆け足感を全く感じませんでした。最後の2人のやり取り、ここに全てが凝縮されてザブトン10枚です。絵がきれいでキャラクターも魅力的で大好き!この作品聞きたさにフィカパも応募。イメージぴったりで妄想が止まりません…。
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  • 【電子限定おまけ付き】 こいものがたり

    田倉トヲル

    読みごたえあり!
    ネタバレ
    2023年4月17日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 素晴らしい〜!なかなか無い没入感でした。ページ数もさることながら、字が多めでかなり読みごたえあります。たくさんのモノローグは悩み多き年頃の子たちの複雑な思いが溢れているし、たくさんの台詞は「伝え合うことが大事」というメッセージのようです。大和の周りの子達が本当に良い子ばかり。皆それぞれ悩み傷つき、そして信じ合い、緩やかに進んでいく物語…等身大でリアルです。リアルに毒のある子も出てきます。2巻まで拝読した限りでは「大和がゲイである」ということがBL要素なのかな。この先どうなっていくのか、本当に気になります!個人的には関くん推しですが、関くんは受って感じではないから大和とは無いな〜…とか、色々妄想しつつ、3巻を楽しみに待ちます。
  • 俺と上司の恋の話

    ナナメグリ

    3巻まとめて、ぜひ!
    ネタバレ
    2023年2月23日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 1.俺と上司の恋の話→2.俺と部下の恋の先→3.俺と彼氏の恋の果て。とりあえず1.だけ読んでみて…とお考えの方、全巻準備されることをオススメします!1.も良いのですが、2.3.で深さが増します。職場の上司である徳永と新人社員で部下の高梨の、出会い〜付き合い始め〜付き合ってから、のお話。ゲイの徳永がゲイであることで色々辛い思いをしてきて、恋愛に臆病になり諦めかけているところに、高梨がグイとやってくる。無事にお付き合いが始まり、ハッピー…かと思いきや、高梨の異動やなんやかんやとあって、徳永がことあるごとに引こうとするんです。過去の経験から染み付いた諦め、素直になれない徳永が健気で泣けます。でも高梨は最初から全く離すつもりはない、という読んでるこちらの安心感。全力で徳永を応援しつつ、あっという間に3冊読み終わってしまいました。会社内での社員の皆さんの会話や行動も、生の日常を見ているようでリアリティーがあります。途中の4コマもほのぼの。社長も良い。視点も変わって飽きません。胸がキリッと痛むこともありますが、全体的に優しい雰囲気です。予想を超えて(作者さんすみません)、名作に出会ってしまいました!
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  • 俺と彼氏の恋の果て

    ナナメグリ

    良かった〜
    2023年2月23日
    3巻読んで、ただただ幸せのため息…。徳永も頑張ったけど、高梨の一途さと包容力の賜物。終わってしまい、先の二人を見ることができないのは残念ですが、何度も読み返します!
    詳しいレビューは、「俺と上司の恋の話」の方にあげさせていただいています。
  • 魔道祖師

    墨香銅臭/鄭穎馨/千二百

    底なし沼
    2022年10月2日
    心を全て持って行かれた作品。ドラマでありサスペンスでありミステリーでありホラーであり…そして紛れもなくBLです。何巡目したかというくらい、少しでも読むことが今や生活の一部となりました。主人公である魏無羨の魂が蘇ることにより、様々な事が明らかになっていきます。ストーリーはかなり重厚。よく練り上げられていて、先が気になって仕方なくなります。現在と過去の場面の切り替わりも巧妙。大小の伏線もあちこちに張り巡らされていて、きちんと回収されていきます(何回も読んでいると、ここにこれが!と気付いて楽しくなります)。登場人物誰もが魅力的。皆それぞれに重い運命を背負っていて懸命に生きています。でもやはり魏無羨!!一貫してシリアスな内容ですが、暗い気分にならず読み進められるのは、やはり魏無羨のキャラクターのお陰でしょう。そして温かく見守り助ける藍忘機。皆様が待ち望む展開は終盤までおあずけですが、キュンキュンがそこかしこに!悶えます。BL好きにはたまりません。とにかく読んでいただきたい。私はアニメ、ラジドラにも手を広げていますが、やはり原作を知ってこそ内容への理解が深まると思います。延々と語りつづけられる程の、底の無い沼に陥ってしまいました。
  • 雪原の月影

    月夜/稲荷家房之介

    圧倒的世界観
    2022年7月10日
    …と、ゲームの煽り文句のようですが…。エルンストが祖国を追われる身となり、単身旅立つところから壮大な物語は始まります。新領地である僻地を守るため、周辺国へ出向き様々な種族と接し、味方をつけ奮闘していく様は、よく作り込まれた世界と相まって、さながらRPGのよう。国を統べる者として教育を受けてきたエルンストの知識と知恵で、歴史を作っていきます。常に傍らに控えるガンチェと共に。エルンストが苦しいとき、辛いとき、ガンチェが心の拠り所となりエルンストを支え続けます。この二人のお互いへの想いは絶対です!長い苦難を乗り越え、二人の結びつきは確固たるものとなっていきます。書籍であまり泣くことの無い自分が、最後は涙と鼻水でグジュグジュでした〜。
    見た目はかわいくて理知的なエルンストが、性について無知ゆえ、あけっぴろげで大胆というギャップがドキドキでした!ちょうど良い塩梅でえちシーンが入ってくるので、お楽しみです〜。イラストも最高!
    読後はしばらくこちらの世界に戻ってこれませんでした…。
  • 神様なんか信じない僕らのエデン

    一ノ瀬ゆま

    秀逸
    2022年5月28日
    『gift』で大好きになった作者さん。ごく普通の日常を送るごく普通の二人の高校生の体に、ある日突然変化が訪れる、人類初のオメガバースという興味深い内容。二人の1週間の心と身体の変化が緻密に描かれていて、オメガバースというものが現実に起こりうるかのような気になります。また、全て完璧に描かれることの多いαですが、喬くんは並外れた頭脳を持ちながらちょっとザンネン…というところも親しみやすく現実味が。現在浸透している完成形のオメガバースは、全てここから始まったのね〜と妙に納得してしまう、とても説得力のあるストーリーです。そして、この作者さんの描かれる身体のライン、艶、肉感、関節の一つ一つから爪の形まで、とてもリアルでエロくておすすめです!おしりなんて垂涎モノです。芸術です。絵のお勉強をしっかりなさっていることが感じられます。2人がお互いを本当に想い合っていて、とても清々しい読後感でした。
  • 憂鬱な朝

    日高ショーコ

    BL最高傑作
    2022年4月30日
    長編ですが、全編にわたり物語が大きく動き続けるのでマンネリ感等一切なく、取り憑かれたように一気に読み終えてしまいました。暁人の久世家当主としての成長と二人の恋の物語。桂木の教えを基盤に、持ち前の一途さ純粋さ明るさで周りを変え、次第に桂木の心の内をも開いていきます。桂木が暁人への思いに気づいてからが、たまりません!えちシーンもそれはそれは色っぽい。もちろんBL要素ありで萌え萌えですが、登場人物それぞれの人生、思惑、策略などがしっかりと書き込まれていて、一つの壮大な読み物としても大満足です。一度目は展開が気になりさくさく読み進めてしまったので、二度目は一コマ一コマ丁寧に追ってみました。表情、目の動き、間などじっくり見ていくことで解釈が変わります。この作者さんは、セリフが無くても表情で心の動きを表現されるのがとても上手な方だと思います。華やかな建造物や衣装、小物等にも注目。