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今月(4月1日~4月30日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • ぐらんぶる

    井上堅二/吉岡公威

    バカは最高の褒め言葉
    2024年5月12日
    バカをできない人生なんて意味がない。

    そう思えるくらいに全力でバカをして、全力でバカを楽しんでいる。そんな作品です。

    主人公は作中トップレベルのバカで、相棒も負けないくらいの○○○バカで、取り巻くメンバー全員もほぼほぼ何かしらブレーキが壊れた存在ばかりです。
    でもこれほど羨ましいと思う環境は他にないと思うくらいに出てくるキャラに魅力あります。

    遊ぶことに大真面目
    サークル活動にも大真面目
    趣味の勉強にも大真面目
    学業?それなんですか?

    でもこのキャラたちは絶対に人生失敗しません。だって全力で楽しむことをわかっていますから。

    そんな作品です。

    お試し読みから止まらなくなって全巻買いましたが、正直今までこの作品を知らなかったのが悔やまれるくらいにお勧めします。
  • 最果てのパラディン

    奥橋睦/柳野かなた/輪くすさが

    ズルすぎる神作品
    ネタバレ
    2023年12月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 謎、感動、コミカル、シリアス、教訓、成長、愛情、勇気・・・

    この作品には全部あります。

    『敵は敵』これほどわかりやすくて受け入れやすい設定はありませんが、この作品はそれすら物語をかたどる要素の一つであり『敵から学ぶ』『敵から助言を得る』『敵を尊敬する』『仇から寵愛される』『仇と理解しあう』など、それ一つで物語の題材とできる要素がこれでもかというほど詰め込まれています。

    主人公は強い。けれども弱い。
    例えばラスボスクラスと序盤にバトルして、旅立ってからすぐにできた仲間に普通に喧嘩で負ける。
    チートなのにポロポロとミスをやらかす。それでも仲間を信じて成長して挽回する。

    ありきたりと思う方もいるかも知れませんが、個人的にこの作品はとても良い作品だと思います。

    唯一欠点を挙げるなら『面白すぎて金欠なのに発売中の全巻買ってしまった』ことですね。
  • 薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~

    日向夏/倉田三ノ路/しのとうこ

    その野良猫、見ていて飽きません
    ネタバレ
    2023年2月26日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 猫猫の武器は3つ+1つ

    知識の広さ(お義父さん譲り)
    地力の高さ(お母さん譲り)
    直感の鋭さ(お父さん譲り)
    顔芸(麗しの宦官サマに対してに限る)

    薬の知識と考察力、答えに辿り着く直感力を武器に後宮の闇を切り開きつつ、自身の知的好奇心をくすぐられれば居ても立っても居られないという猫猫ですが、作中でも野良猫と言われるくらいに見ていて飽きないキャラクターです。特にとある宦官サマとのすれ違いというには控えめすぎるやり取りは普通のヒロインにはない魅力です。猫猫本当は可愛いのに鈍すぎるから仕方ないんですけど、宦官サマの不器用さとの掛け合いが面白いです。

    そんな猫猫を取り巻く人物達も個性的で、腹に何を抱えているかわからない美人腹黒宦官、猫猫を小猫(猫ちゃん)呼びするお茶目な堅物、猫猫を気に入って可愛がる上妃達、やり手婆、薮医官、噂話を持ち込んでくる同僚、変人天才軍師などなど、数え切れないほどの人物が猫猫の物語を時に華々しく、時に暗く、時に面白く、時に悲しくと色付けてくれます。

    なんと無く見始めた『薬屋のひとりごと』ですが、気がついたら全巻購入していました。派手なアクションがあるわけではないですが、物語の世界に引き込まれる臨場感はものすごいです。

    支離滅裂なレビューですが作品が面白いのは保証します。普通のアクションや王道の謎解きに飽きた方にはおすすめの作品です。