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今月(5月1日~5月31日)

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シーモア島
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投稿レビュー
  • 婚約破棄された悪辣オメガは義兄公爵に執着される

    滝沢晴/奈良千春

    ”ラノベ“らしいよい作品
    ネタバレ
    2024年11月3日
    このレビューはネタバレを含みます▼ ライトノベルとしては文句なしの作品。
    王道展開と定番要素に対する読み手の期待にしっかりと応える、安定した一冊でした。

    覚醒後ユリウスの冷静で現代的な感覚は共感しやすく、元人格に対して頭を抱える場面では思わず笑ってしまいました。

    そしてラファエルは最高のアルファですね。少し天然なところも、執着も、アルファ然としていて良き。執着具合も、しまっちゃう欲も、ちょうどよい塩梅で気持ちよく読めました。

    欲を言えば、ユリウスの性格が180度変わったことに対するラファエルの戸惑いが見たかった。常に公平に相手を評価する姿勢は好ましいけど、幼少期からの付き合いというなら、もう少し元人格に対する思い入れがあってもよかった。王都に一緒にいた設定より、“ずっと会っていなかった弟に婚約破棄を機に再会したら別人のようになっていた”方が納得いったと思う。

    とはいえ、総合的に、あっさりと読めるラノベを求める方には是非おすすめしたい作品です。
  • 王子と宰相の恋煩い

    名倉和希/逆月酒乱

    主人公がどちらも幼稚
    ネタバレ
    2024年11月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 設定がとても好みだったのでとても期待していたのですが残念です。

    王子は18歳まで国政の勉強も碌に施されていないレベルの純粋培養。受けとしての可愛さを求めるにしても、一国の王子としては無垢すぎて好感が持てませんでした。

    一方で、宰相は自分を騎士と勘違いした脳なし。王子に求められたからって、ワンナイトで死ぬ覚悟をする宰相なんてどこにいますか。宰相としての立ち回りや機転を見せる場面が皆無で、宰相とは名ばかりの男に感じました。

    さらに、年の差作品に期待する歳上としての葛藤や焦ったさ、せめてあと少しの我慢…といった描写もほぼ感じられず、その場の雰囲気に流されて一線を超えてしまった印象。

    設定には一定の期待値が発生するもの。ただ読み手が好きそうな設定を並べただけで、中身や理解が伴わない作品に感じました。

    ただ、挿絵は素晴らしく、最後のおまけ漫画で女王+王配がより好きになりました。

    拙いレビューで恐縮ですが、誰かの参考になれば幸いです。
  • 騎士皇子は聖職者に溺愛を捧ぐ

    松幸かほ/鈴倉温

    よくも悪くも、王道シンデレラストーリー
    ネタバレ
    2024年11月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ さらっと読むにはよい作品です。
    一目惚れする皇子と、初めての優しさに落ちる王子といった王道設定に加え、周りは善い人ばかりで、悪役もただのおバカさん。ファンタジー要素はあるものの、掘り下げは皆無で、ただ都合のよい脅威としか描かれていません。
    あと、個人的には“騎士皇子”といえば多少の雄味を求めたいところですが、キラキラ皇子に留まっていたのは残念。
    冒頭に挙げたとおり、簡単に読めるシンデレラストーリーを求める方にはおすすめです。
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