レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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ぐいぐい引き込まれた2017年12月7日この作者さんって作品ごとに新しいチャレンジをしてるところがすごい。あえてなのか少女マンガにありがちなことを極力避けてオリジナリティーを発揮してると思う。甘くなりすぎず大げさな感傷を控えてる。やたらと誤解やすれ違いを描いたり、当て馬を動かしすぎたりせずとも読者を引きつける力がある。この作品は映画で言うところの「グランドホテル形式」。ラブ・アクチュアリーとかバレンタインとか。複数のキャラたちの複数のストーリーが混じり合ってる。人間模様が鮮やかだった。星3つなのは、所々行き当たりばったり感があって脇が甘いところと、読後の余韻が今ひとつだったこと。気持ち良さより内容過多で疲れたところかな。でも一読の価値あり。
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ヒロイン可愛い2017年11月13日この作者さん、「花にけだもの」のアシスタントされてた方なんですね。だからなのか、あんりの色気や家出設定が、「花けだ」の豹くんにちょっと似てる。
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面白い作品があんまりない2017年11月11日マーガレットって、少女マンガ界の最大手?ってイメージを持っていたりするんだけど、面白い作品が一つか良くても二つ位しかない。好みの問題なのかな。
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読むと人に感想を伝えたくなる作品2017年11月5日途中から記憶喪失になる話はよくあるけど、出だしから記憶喪失ってめずらしい。これまで自分のキャラやイメージを作り上げてきたヒロインが、ある日目覚めると「私って誰なの?」状態でスタートする。自分のインテリアやファッションを他人のもののように眺めて嫌悪する心理が興味深かったな。「こういう自分になるべきだ」っていうしがらみから解放されて、新しい視点で自分を取り巻く世界を眺めてナチュラルに生きるヒロインはとても魅力的に見えた。これだけのレビュー数を集めてるのは、それだけ読者の心を呼び覚ますからじゃないかな。自分の過去を探っていくストーリー展開はサスペンス調でグイグイ引き込まれて楽しかったなー!ファッションもよかった!
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90年代とか思春期とか魔法とか2017年11月5日思春期の少女が満月の夜にドッペルゲンガーから他人に変身する力を与えられる・・・ってなんだか少し神話っぽい。色々な人に変身していく中で、嫌いだった自分のことが少しずつ好きになっていったり、他人の立場になることで人の気持ちを知っていったり、健全な成長のお話。この作者さんの昔の作品って本当に輝きがある。90年代だからなのか、センチメンタルですね。作風と時代の空気感が合っていた。センスがいいわけではないのだけど、服とか、全体的な雰囲気が夢見がちですてきです。教育的すぎるところがちょっとつまらなくもあるかな。
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整理整頓されたお話でした2017年11月2日この作品を読んでるとママレードボーイの吉住渉さんの作品にイメージが重なります。作者さんが同世代なのかわかりませんが、なんというか、10代のみずみずしさを描いてみてはいるけれどそこに味や香りがない。こういうのっていくつになってもかける人もいるし、かけなくなる人もいる。あるいは元々安定した気質の人で危うさにあまり縁のない賢い方なのかもしれませんが。作品は構成力がずば抜けているし絵も綺麗。この作者さんはジレンマを描くのが得意ですね。コナンに出てくる少年探偵団のような秩序ある会話は私には退屈でした。売れる、楽しめる作品だと思います。でもきになるシーンに心が引かれても、心にタッチする作品ではないです。
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私の読み方、楽しみ方2017年11月2日日々蝶々の方が面白いって方、多いですね。私は日々蝶々をもう何度も挑戦してるのに全く先に進めない人です。面白さを理解したいのにできなくて2巻目まで進められない。私はショートケーキの方が断然好きですねー!まるで絵本みたいで優しい情感が伝わってくる。昔、吉本ばななの小説で雨が好きなヒロインの作品があって、それを読んでると雨が好きになったことがあった。ショートケーキでも雨のシーンが雰囲気よく描かれていた。イケメン千秋の読書姿を見てると本が読みたくなるし、理久が厚焼き卵を焼いてると作りたくなる。読み手をそんな風にさせるほど伝えられる表現力って才能だなって思う。
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