三年桃栗アイスさん

吹き出す面白さなんだけど…、ペーソスあふれる世界観。
突き抜けた斜め上の感性と果てしない知識欲、
しっかりした健康な自己肯定感を持ち、
冒険家で、偏見無い社交家…それが野田さん…。
野田さんを観察し、観察される友人達は、彼女といると面倒くさくも楽しい…。
野田さんは、みんなを優しくするんだよね〜。

崖から落ちそうな衣良ちゃんに、思わず手を伸ばし、振り回される優しい兄妹。
姉以外の人の優しさを受け入れられない彼女の為に、ついた優しい嘘。
彼女は、人とかなり違った感受性を持て余し、普通を求める他者とは、関係をうまく築けません。
痛々しくもドタバタした葛藤。
だけど、兄妹は、果てしなく彼女が好きで、果てしなく優しい…。

おとぎ話の中に真実がある！！！

何気なく、コミカライズ版を読み、何気なく、『小説家になろう』の無料公開分を読み進むうちに、どハマリ！
3週間かけて、朝と夜の時間を、他の娯楽をシャットアウトせざるを得ないほどの大長編を完読しました！
楽しかった！面白かった！泣けた！笑った！キュンキュンした！
フェルディナンド＆マインは最高！登場人物が、沢山いるけど、キャラクターのバリエーション、描き分け見事です！
個人的には、ハルトムート、ハンネローネ、ユストクス、が大好きです！（濃い人たちだからかな…？）
ネット公開は、完結していますが、とにかく、貴族院編の後半から、ラスト迄、ものすごいスピード感で、ストーリーに引きずり込む力に満ちています。ホントに後半は神がかり的な面白さ！
最初から最後まで伏線が張り巡らされ、しっかり気持ち良く回収されていて、何度も読み返したくなります。
是非『なろう』をチェックしてみて下さい！
紙の本は、加筆修正付き、新章も付けてくれていて、なろうを完読しても、買いたくなります！お得です！
損して得する商売に完敗してしまうはず。でも、面白いから良い買い物です！

なにしろ、キャラクターの面々が面白い！
8巻読了の後、個人的には、これからは、引っ掻き回してくれそうなサブキャラの陸孫の活躍を期待しています。
ストーリーも起伏に富んでいて、且つ、伏線の回収が丁寧です。
どこからデビューしても、突出して輝く才能は、埋もれないのだな…と感じます。

ネジ曲がりひねくれDK（本当はかなり良いヤツなのに、プライド高過ぎ砂漠レベル愛情不足だから。）と過酷な過去にも心は汚れなかった直球勝負の武道派ヒロイン！
画力、ネームの巧みさは、天才現る!とみました。
他サイトで、多彩なネタの本編スピンオフも。
シンプルなラブコメで、かなりの爆発力!

ココハナ最新号は、この先の展開を超楽しみにさせる伏線が満載！
森本梢子先生は天才！
笑って、泣けて、物語がしっかりしているから何度も読み返してしまう！