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少女マンガ
春の呪い 1巻
2巻完結

春の呪い 1巻

580pt/638円(税込)

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作品内容

妹が死んだ。名前は春。まだ19才だった。 妹が己のすべてだった夏美は、春の死後、家の都合で彼女の婚約者であった柊冬吾と付き合うことになり―・・・。 妹の心を奪った男との季節が巡り始める。 新鋭が贈る話題の初連載作、待望の第1巻!!

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作品ラインナップ  全2巻完結

  • 春の呪い 1巻

    580pt/638円(税込)

    妹が死んだ。名前は春。まだ19才だった。 妹が己のすべてだった夏美は、春の死後、家の都合で彼女の婚約者であった柊冬吾と付き合うことになり―・・・。 妹の心を奪った男との季節が巡り始める。 新鋭が贈る話題の初連載作、待望の第1巻!!
  • 春の呪い 2巻

    640pt/704円(税込)

    「アキ」という名でSNSに綴られていた、春の心。病気への不安と共に記された、姉・夏美と恋人・冬吾への想いはどこか、猜疑に満ちていた。二人を引き離せるなら…わたしは地獄に姉を連れていく――ようやく死の間際の春の真意を知った夏美は、罪悪感に押しつぶされそうになるが…。発売後、即大反響を呼んだ衝撃のラブストーリー、完結!!
ドラマ化

「春の呪い」

【出演】

出演:髙橋ひかる 工藤阿須加 桜田ひより

【公開日】

2021年5月22日

レビュー

春の呪いのレビュー

平均評価:4.5 398件のレビューをみる

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高評価レビュー

人を好きになるということ
シーモア島で「毎日無料連載」コーナーについて相談したときに、よく参考にしているコメントを発信する方のご回答にあった作品。毎日無料連載でかなりを読めたのだが、私もそのご回答者同様結局は全2巻購入。読み始めたらこれは、残りを買うことで済ます様な作品なんかではなく、手元に置きたくなる強い引力を持つ作品だと感じたのだ。
絵は特徴的で取っつきにくさを覚えるが、その入り口で引き返すのは損。ただ私も、回答者M氏が触れていなければ決して開くことはなかったろうと思うと、不思議な気持ち。もっとも、読み出したらもう冒頭から語りの巧さに引きずり込まれていたが。
中身のほうはどうしてどうして大人であって(性的にアダルト向けというのでは決してない)、子どもには理解しにくいかもしれない。
彼ら個人個人のシチュエーション描写を背景に、冬吾と夏美それぞれの心境に落とす影である「春」の存在の重しが見事に効いて、翻弄される二人の関係、気持ちが前に進んでいる二人の結びつき、苦悩と表に出て来ない目の前の相手への生の奥深い感情が交錯、作品の陰影が際立つ。
それにしても二人の困難さを強調させたいのか、作者は「後悔」の言葉を執拗に挟んでくる。
それだけ手放しの明るさが無いこの構造上では仕方がないのか。
だが私の親、祖父母世代は巷間、兄弟姉妹で結婚相手の生前没後に関わらずチェンジはありふれて起こった話として聞いていたし、相手を取り合った果ての結婚という話さえ寡聞といえなかった。昔の方が、正しく骨肉の争い、草食時代の現代から見れば、男女の「もつれ」は激しかった感じだ。

本作品は、人を好きになることは肉親の関係性とは別物で育ち、しかしそのなかで故人との特別な間柄であった二人の揺らぎが、ビックリするほどさし込むような言葉選択によって描けていて、他のレビューアーさんたちが「小説のよう」と評するのがホントよくわかる。

絵は、外の景色等で素晴らしいのもあった一方、やはり人の表情や描線の固さが、私には気になったのも事実。旧岩崎邸庭園?旧古河庭園?風の背景は論外。
ただそれを補って余りある力を感じたので、星を減らすことはあり得なかった。
言葉(ストーリーを引っ張る)が絵も付けて説明力を増したもの、といった感じ。表現方法が言葉の比重に偏り、相対的に絵のほう二人の難しさと僅かながらの変遷を示す要素は、残念ながらやや弱かったように思う。
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9件
2022年2月6日
完成度の高い三角関係ドラマ(少女マンガ)
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 一回読むだけではわかりづらいが、深い三角関係のお話です。
主人公は妹を愛してたし、妹は婚約者を愛してたし、婚約者は最初から一貫して主人公を気にかけている、という三角関係。
婚約者はなかなか罪深い男ですが、主人公への関わりが積極的になってからは人が変わっていき、少女マンガ好きとしてはその様子は憎めなくかわいいです。
妹はかわいくて親からもそこそこ大事にされ卑屈な面が少なく姉よりも恵まれて育ったのが明白ですが、恋愛面と短命なことが圧倒的に不憫です。だからこそ幼い性格がきわだち、それゆえの牙(呪い)を姉にかけてる。
でも妹が長生きしたとしても、あの婚約者と結婚できたとしても、小さな違和感が積み重なった婚約者が壊れてしまうこと想像できます。あのロボットのような彼を愛してしまった妹が不憫なのは仕方ないのかもしれません。

主人公と婚約者の2人が、2人をよく知る妹から見てお似合いと思うのであれば、これからも本当にうまくやっていく2人(主人公と婚約者)なのでしょう。実際に婚約者は主人公を好きになってから、以前の自分に戻れなくなってしまうほどです。運命だったのでしょう。
また婚約者は本当に妹に興味がなかったのでしょう。でも心の内はどうであれ礼儀正しい人であり、そのため妹とのお付き合いも卒なくこなしてたんだろうなぁというのが番外編やらでわかります。妹が亡くなり、主人公と本能で向き合って、初めて妹への後ろめたさ罪悪感を人並みに感じる。妹の姉にかけた呪いはじわじわと婚約者にも襲いかかります。
考察に考察ですが、婚約者は本当に罪深い男です。主人公が彼といたいと決意したのも、婚約者は人生の中で一等に誠心誠意で接してたのだろうと思います。(実際ポーカーフェイスなだけで夏祭りや同棲の提案はすごく嬉しかったのだと思います。)
確定描写はないけど、毎週会ってたし、連絡も毎日してたのではないでしょうか。主人公が絆されてもしょうがないレベルだったのだと思います。
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2件
2024年11月2日
感慨深い。
ヒロインの亡き妹の春が 大好きな姉とフィアンセがお付き合いすることで、姉が 春の呪いがかかってるんじゃないか、と、思い込んだところから このタイトルが付いたんだと思います。ほんとは 呪いだと考えることで、亡き妹のフィアンセとお付き合いする罪悪感、だんだん彼のことを好きになっていく不安感などを 少しでも 拭おうとしたのかもしれません。結局のところ、もう良い大人なんだし、家を出ることも誰を好きになることも自由なのに、なんだかんだ言って、だって仕方がない、という気持ちがメインキャラ二人を縛り付けていたのだと思います。ヒーローは無気力なお坊ちゃまで、ヒロインはお転婆でガサツ、まったく、違うタイプの人間に見えて、実は 根底の気持ちはいっしょだったんじゃないないかと思います。ヒーローが ヒロインに興味が沸いたのは、彼女に自分をみたのじゃないかって思うし、ヒロインがヒーローを慕ったのは 彼女が溺愛してた妹の思い出を共有できる唯一の人間だったという思いが心底にあったのかもしれません。いずれにせよ、二人は家を出て、自分たちの道を歩んで行く事に決めたのは、いばらの道の呪いから醒めた、とも考えられるし、二人は これからも亡き春の思い出を共有するという呪いにかけられた、とも考えられるのかな、とも思います。亡くなった人の思い出は消えることはないだろうし、きっと 姉の未来には 妹の影が ちらほらとあるんだろうし、そういった意味では過去っていう呪いなのかな、とも思います。いろんな考え方が出来て興味深い作品でした。
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3件
2021年7月22日
う~~ん、よかったです。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻の試し読みで、これどんな終わり方をするんだろうか・・と即2巻とも買いました。読んでいて、妹の春に・・・姉は妹一筋なのに春はヒーローを姉に取られる、との思いに死の間際も死んでからも二人を春の気持ちで縛っている。そうしたいくらいヒーローのことが好きだったんだろうけど、それはヒーローとの愛の形が半分しか成就してなかったせいか、それとも人を愛するということにはあまりもにも幼すぎたせいか・・・残された者の事を考えたことがあるだろうか・・・と考えずにはおられない。(そんなんじゃあ、自分も成仏せーへんで)でも、今を生きているものは、前を向いて進んでいかなくてはいけない。それがわかって、二人は手を取ってで歩んでいこうとしたのであろう。ヒーローの冬悟の本音を素直に口にするところはとても好感が持てる。姉の夏美のいつも一生懸命な気持ち、行動、声に紆余曲折しながら生きている、という感じがする。本誌2巻目の終盤に「それが(春の呪い)解ける瞬間はおそらく一生来ることはない。」とあるが、二人の気持ちに偽りがなく一つになって前にすすんでいく事になった時点でもう呪縛から解き放されているのでないだろうか。・・他のレビューにもあったが、この続編をぜひやってほしい。(1話ものでもいいので・・)その後二人がどうしているのか、気になります。お互いを支え合って前を歩んでいるところを、今一度見てみたいです。
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9件
2017年3月19日
作者買いです
溺愛していた妹が19歳という若さで亡くなり、姉がその婚約者と付き合うことになるも罪悪感から別れます。その後、妹のSNSを偶然発見して闘病中の本音を知ることになります。ここで大抵は、妹の姉の幸せを願う気持ちが綴られていたりして、姉の気持ちが少し救われるような展開が多いと思うのですが、この妹は違うんですね~。どちらかというと、姉というより母親に甘えるような感じなのかな。姉なら喜んで自分の犠牲になってくれると信じて疑わない。そういう態度をこの姉はずっと妹に対してとってきたから仕方ないですね。この姉妹は少し極端ですが、私も妹がいるので何となく気持ちがわかります。
姉の夏美は普段は明るく振る舞っているけれど、「自分は親から愛されなかった」という認識が心に大きな穴をあけていて、それを妹の春を守るということで埋めようとしているようでした。春に自分の存在意義を見出して、自分にはそれしか価値が無いと思い込んで、それがエスカレートしていった感じ。
完全に春に依存していた状態で急に依存対象を失ったというところから始まって、そんな夏美が自分で自分に価値を見出せるようになるためにスタートを切るところで物語は終わっていました。漫画の世界の特殊なケースとして読んでしまえばそれまでですが、主人公の夏美が心に開く大きな穴を埋めようともがく姿は、多くの人の共感を得るのではないかと思いました。
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5件
2024年10月26日

最新のレビュー

引き込まれる
暗めの邦画のように静かに引き込まれる。『来世は―』よりこちらの方が好き。チャラくない絵もとても良い。
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0件
2025年3月26日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

死んだ妹と遺された姉
制作:わっきー(シーモアスタッフ)
夏美の妹・春は19歳で亡くなってしまった。夏美の中心にはいつも春がいて、春がすべてだった夏美は、家の都合で春の婚約者であった冬吾と付き合うことになる。妹への罪悪感と、妹の心を奪った冬吾、それぞれに複雑な思いを抱えながら、二人は新たな一歩を踏み出すことができるのか…!

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