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少女マンガ
八雲立つ 10巻
10巻完結

八雲立つ 10巻

645pt/709円(税込)

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作品内容

忌部家と眞前にとらえられた闇己救出に向かう健生…。再び固い絆を取り戻した二人の前で、熊野と出雲…二つの霊地を巡る陰謀が!? 命を賭けて巨大な敵に立ち向かう二人だが!? 感動巨編…ついに完結!!

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レビュー

八雲立つのレビュー

平均評価:4.6 119件のレビューをみる

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高評価レビュー

記紀の世界を現代に繋ぐシャーマニズム
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 一巻目から期待度は否が応でも最高潮。(レビュー前半は一巻目読んでの所、後半は完読後)
オカルト的なので苦手な人は居るかも。私だって、実はそのテのものは避けているタイプだが、話にのめり込んでしまったから、此は怖くても完読するつもり。評判に違わず面白さは少女漫画界を突き抜けているかと。

古代日本の神話世界がストーリーの下地にあり、かなり凝っている展開。発端は今をときめく世界遺産決定したばかりの古墳群よりも時代として遡る訳で、それがシャーマンをキーマンに、馬琴の里見八犬伝ばりに玉ならぬ刀集めしていく話。「刀剣乱舞」ブームにも沿うかのタイミングで読んでる気がする。

一遍に読めないので兎に角一冊読んだところで、興奮の残るうちにレビュー第一弾を書いた。それだけ手応えを感じている、ということだ。(後日レビュー追記予定)

追加:子供の頃夢中で読んだ古事記が、樹先生の手で、時空二千年跨いで別の作品に命を吹き込まれた。此は、霊的なものが沢山扱われ、「念」や「気」の視覚化は厳しかったかとは思う。チャレンジングである一方、空気を描くという限界も。物語性は強かったし、絵も景色や建物は素晴らしかった。美形人間も沢山描いているのに、途中、人物、特に女性の顔の線に乱れがあり、本当に先生が執筆されたのだろうかと疑わせる箇所もあった。
しかし、力のある先生でいらっしゃることがよくわかった。高い評価は当然。
扱った題材がおどろおどろしくて、禍々しいのが色々跋扈。
可愛い漫画ではなく(息抜き的ユーモアは出してる)、うっとりするシーンはない。
闇己がかわいそうでこの上ない。七地もだ。私は最後の場面でも、取り戻せなかった。
けれど、ストーリーの運び方は尋常ならざるパワーを感じる。ここまで暗さ怖さがなければ、もっと黒っぽいコマを楽しめたことだろう。
対決シーンにもう少し筆を入れて欲しかった気はする。

それでも、星最高評価に変わり無し。
天叢雲や草薙の剣(つるぎ)、ヤマタノオロチにスセリヒメ、スサノオに大国主命など、こういう古事記の看板役者揃えて漫画に仕立ててあること自体、私には脱帽しかないし、読み物としても圧巻の10巻(文庫だから一冊でコミックス二冊分)二時まで、翌朝会社なのに読むのをやめられなかった。
物凄い実力を堪能した。メインキャラ二人の男性の絵のスッとした、清潔な、ストイックな求道者の様な顔も時折印象的。
いいね
4件
2019年7月7日
古代からの民俗学的戦慄と精神的BL
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 古事記、古代からの因縁と呪詛、出雲と熊野、閉鎖され排他的な村の古くから伝わる、身の毛もよだつ因習、巫覡、気、念、場。もう大好きな世界にワクワクドキドキしながら引き込まれました!
女を狂わせ夢中にさせる毒を持つ、父子の眞前と闇乙に惑わされ、破滅の道を歩む、世裡と寧子。確かに悪い男は魅力的ですが、狡猾で陰惨な眞前には闇と破壊しか見えません....少年でも宗主として家の風習と結界を守り、育ての父 海潮への愛着と心の呵責で苦しむ闇乙。父子でも2人は全く違いますが、凄惨な最期はやはり血は争えないのかもしれません......
ドロドロした人間関係の弱い部分と心の闇と成長を描いた衝撃的な作品です。
古代のマナシとミカチヒコが巫覡と鍛冶師の関係以上に、お互いに強く惹かれ、理を曲げ子孫に害を為して迄の深い想いが、千七百年の時を超え、闇乙は母親を恨み女には全く興味がなく、育ての父への愛着と心が許せる七地が重なり、七地は女好きで惚れやすく、不幸な人や頼られると断れないのには、イライラしましたが、闇乙に対する想いが強く、死ぬ覚悟ができてるって、これは愛と宿命以外の何物でも無く、完全な精神的なBLですよね!
やはり闇乙の最期があまりにも悲痛で胸が締め付けられましたが、暫くして転生の示唆があり、もうこれは続編に超期待します!
美形も多く、乱暴でも魅力的な蒿と剡弐、超好青年の脩、極悪非道でも根が優しい楠、うっとり楽しみました!
いいね
3件
2023年9月20日
一番怖いのは生きている人間
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりの再読+全巻一気読み。陰と陽、呪術、ブロマンス、唯一無二等々が好きな人におすすめ。七本の神剣を集め、千七百年の怨念を昇華する宿命の闇己。島根県の村で四十九年に一度だけ行われる秘祭。それが七地と闇己の全ての始まり……。
闇己は常に期待、重圧、葛藤、闇を抱える過酷な運命。いきなり父を失い、新たな心の拠り所となるのが七地。そんな中で、神剣と同時に東京の"念"を活性化させる者を探す二人。
あの話の登場人物が違う話で重要になったりと、伏線がすごい。話としては人の興味本位や残酷さが描かれている「七/人御先」や「捻じれる黒髪」が面白かったです。
混乱を招く黒幕の眞前。見事な悪役ぶり!巧妙に闇己の心の弱さにつけこみ、グイグイ来ます。本当の望みはこの世の破滅?この人も結局"家"に囚われた人だったと思います。
単純明快な蒿、落ち着きぶりが半端ない修、裏街道を歩きながらも弟を思う楠などが好き。作者は男性陣の方が確実に力が入っています。
七地は人が良すぎるのと、善人の正義を振りかざしすぎるのが、長所兼短所。正直イラつく時もあり。異父姉の寧子もドロドロの闇を抱えていて怖いキャラ。
最後は命を懸けて巨大な"念"を昇華。結局他の人はあまり活躍せず、闇己と七地が全てを背負い昇華させました……。ラストは個人的には受け入れていますが、賛否両論あるかも?
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3件
2020年2月22日

最新のレビュー

しっとり
湿度高いストーリー展開が続いていく印象が強く残りました。結構、終始ヘビーだなと思いました。ハラハラでした。
いいね
0件
2025年2月3日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

名作
編集:アロマオイル(シーモアスタッフ)
闇巳と健生の名コンビに夢中になった方も多いはず!島根の秘祭をきっかけに出会い、二人の運命は大きく変化する!呪いとは?神剣とは?サイキックとサスペンスが絡み合い、大きな流れに巻き込まれていく様に、未読の方も夢中になること間違いなし!さらに続編が始まり益々盛り上がってます!

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