「楽しいのがいいよ…」
ラストのこの言葉が心に残りました。自分の気持ちに素直に正直に今を精一杯楽しもう…当たり前なことだけどなかなかできないのが現実で。だからこそのメッセージなのかな、と。
短編集なんですが、ラストで総ての話が繋
がるようになっているので、読むなら購入をオススメします。
『ニュース…』あるバス事故を巡る人間模様。
『雪街』未来から来た少年少女とバレー小僧のほんのりビターな青春。
『あんとき…』甘酸っぱ〜い片想い。
で、最終話に続きます。
あ、幽霊や幽体離脱、タイムスリップもネタになってますが、オカルトやSFではありません。あくまでも爽やか〜な青春モノです。で、エロも甘い展開も一切ありませんので要注意
。。。。。
切なかったりやりきれなかったり悔しかったり…言葉ではいいつくせない想いをいっぱい抱えながら、それでも明るく前向きな彼らの姿は、ほろ苦くも爽やかです。
そして、どの話もラストは、何となく心がじんわり温まるような…そんな余韻が心地よく感じるものばかりでした。で、最終話で「なるほど〜」と総てがストンと胸に落ちます。
がしかし、(他の方のレビューにもありますが)どの話もその後が気になる終わり方をしてるので、物足りなさを感じる方もいらっしゃるかと…結末ハッキリがお好きな方は回れ右!大丈夫、という方は読んでみてください。甘酸っぱくて一生懸命だったあの頃の自分に出会えるかも…(笑)
個人的には大好きです、こういう話
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