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新装版 イルミナシオン【電子限定特典付】
1巻完結

新装版 イルミナシオン【電子限定特典付】

650pt/715円(税込)

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195pt/214円(税込)

作品内容

【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉&カバーラフ3点を特別収録!】厄介すぎる三角関係――。ノンケの親友と”俺を抱いた男”と俺。
公務員の幹田(みきた)(29)は、ノンケでありつつも幼なじみの小矢(こや)(29)に長年恋心を抱いていた。しかし小矢は浮気性で女好き、そして26年来の大親友。そんな恋に限界を感じていた幹田は、コミュ強のチャラいゲイ・洲戸(すど)(24)にナンパされ、そのまま抱かれてしまう。幹田にとっては「同性と寝てみる」だけの夜のはずが、その後洲戸は幹田を口説きはじめ、小矢に「幹田を抱いた」と告げた――。
ままならぬ三角関係を描いた表題作ほか、4本の傑作短編を収録。描き下ろしは、10年ぶりの表題作の3人!!

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  • 新装版 イルミナシオン【電子限定特典付】

    650pt/715円(税込)

    【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉&カバーラフ3点を特別収録!】厄介すぎる三角関係――。ノンケの親友と”俺を抱いた男”と俺。
    公務員の幹田(みきた)(29)は、ノンケでありつつも幼なじみの小矢(こや)(29)に長年恋心を抱いていた。しかし小矢は浮気性で女好き、そして26年来の大親友。そんな恋に限界を感じていた幹田は、コミュ強のチャラいゲイ・洲戸(すど)(24)にナンパされ、そのまま抱かれてしまう。幹田にとっては「同性と寝てみる」だけの夜のはずが、その後洲戸は幹田を口説きはじめ、小矢に「幹田を抱いた」と告げた――。
    ままならぬ三角関係を描いた表題作ほか、4本の傑作短編を収録。描き下ろしは、10年ぶりの表題作の3人!!

レビュー

新装版 イルミナシオンのレビュー

平均評価:4.3 59件のレビューをみる

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高評価レビュー

ヤマシタ先生について語りたい
BLの入りがよしながふみさんとかヤマシタトモコさんなもので、このお二人のお話は自分の中でBLではなく別枠にカテゴリされるんです。散々BL読み漁って色々読んだ後に読んだら感じ方変わるかと思いましたが、相変わらず別枠でした。そういうわけで、BL読みでもし一度もヤマシタ先生の話読んだことないって方いれば一冊くらいは読んでほしいと思ってしまう。好き嫌いはともかく。押し付けは良くないですが、そっと誰かの読む本に紛れ込ましたい。ヤマシタ先生の別のお話で、「人は1人じゃなくても孤独、それは世界の約束で、安心していい」的なお話がありまして、表題作読むとそれをぜひ登場人物達にも教えてやってくれ!と思います。『ラブとかいうらしい』ヤマシタ先生の短編の中でもかなりお気に入りのお話。定点の会話だけのしゃべくり漫画。これ寒めの地域の3月上旬っぽいなぁといつも思います。昼前の白い月がなんだか本当に綺麗ですよね。笑。『ばらといばらとばらばらのばらん』最後のワンシーンが最高。思春期の時にこういう態度でいられる女の子本当にカッコいいし憧れる。『あの人のこと』渦中の人物はリアルタイムでは登場しない伝聞漫画だけれど、どういう人なのかよく伝わってくる。とりあえずヤマシタ先生漫画上手すぎでは。『神の名は夜』デビュー作ってほんとですか。自分がヤクザもの好きなのはヤマシタ先生の影響かもしれない。しかもヤクザならゴリゴリのヤクザものを求めるのはヤマシタ先生のヤクザが原点だからかもしれないと思い至りました。先生のかくヤクザははしゃいでないところがとても良い。BLあるあるの女っぽい名前で呼ぶやつが好きなのももしや。そしてヤマシタ先生はおまけが本当に良いですよね。本編がやるせなく終わってもオマケで救われる。今回は『ばらといばら~』『神の名は~』が( *´艸`)。『ばらといばら~』のやつは本当に大好き。ヤマシタ先生のオマケの中でもこちらもかなりお気に入りのオマケ。何度も言っちゃいますが、思春期の時にこういうことできる女の子憧れるしカッコいい。ヤマシタ先生は本当に大好きなんですよ。最早大好きとかいうのもおこがましくてなんて言ったらいいかわかりません!
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11件
2021年4月16日
ゼラニウムの花言葉
表題作他、4作入った短編集。
「ラブとかいうらしい」がたまらなく好きだったので、それだけ感想を。

こういうの読みたかった。少女マンガの文法で書かれたBL。
季節はまだ寒く、すぐに冷えちゃうコーヒーを飲みながら、ベランダで二人が話す。ただそれだけ。
空の感じから、ちょうど今くらいやね。
二人に共通の友人たちの名前はいくつも出てくるけれど、当の二人の名前は出てきません。
最後に呼び合うような野暮な展開にはヤマシタ先生はしないでしょ、なんて思いながら読みました。
ベランダにはゼラニウムが咲いています。花言葉は尊敬、信頼、真の友情。
実は色によっても違います。
この単行本唯一の本文内カラーページがこの作品のオープニング。
で、確認しました。赤…ピンク?
君ありて幸福。決心、決意。あ、これか。

はじめと終わりにはそれぞれ、「それ〇〇なこと?」と訊ねるシーンがあって、はじめの何気ない質問によって終わりの質問も生きてくる作り。そんなところにも、この作品の構成の上手さを見せつけられます。
答えが描かれて(書かれて)いる訳ではないのですが、ヤマシタ先生の作品には、読者に色々と想像させる余白がありますね。もちろん先生の中での答えはあるのでしょうけれど。
私はほぼ全ページに描かれたゼラニウムに、作品の根幹を感じました。
はあ…ラブだよ。

…と、まあ、短編一作につきこれだけ想像が膨らむ膨らむ。

昼間の空に見える白い月。真っ昼間に満月が見えることってないんだけどな。これだけはちょっと気になったポイント。せっかく空で季節がわかるのに、って。下弦の月ならよかった。
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9件
2023年3月7日
泣いちゃうじゃない。
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 『恋の話がしたい』も大好きな作品ですが、また好きな作品が増えました。5つの短編集で、どれもポタッと一滴涙を落とすと、幾重にもひろがる波紋のようで、心にじわじわと広がります。こんなにも、心を掴んで離さない作品があるのかと、震えて止みませんでした。
『イルミナシオン』:恋ほどままならないものはない。思う人に思われず、思わぬ人から思われて、あぁ、なんて切ないの。それでも誰かを好きにならずにはいられないから、神様、どうか……う~ん、沁みるねぇ。
『ラブとかいうらしい』:まだ寒いベランダで肩寄せあって…暖かいのはきみのせい。そこに思いがあるんじゃないの?…
『ばらといばらと~』:これはとっても好きだな。ヤマシタ先生の作品の女の子は、颯爽として清々しくてカッコいい。見つめたその先に、傍観者でいられない彼女の強さに惹かれます。
『あの人のこと』:ある一人の男の子に関する6つの告白。予想だにしない展開に驚きと感動で溢れました。泣いちゃうじゃない。覚えていてくれてありがとう。最後の最後に泣けてくる。
『神の名は夜』:ヤクザものですが、そこに愛があります。自分の身体をはって守りたいもの。しびれます。
どれも余韻が強く残る素晴らしい短編集です。ハズレなしのおすすめです。物悲しさだけでなく、楽しく描かれた短い後日談で救われた気持ちになるのも、ヤマシタ作品ならでは!
レビューを繰っていくと、ズラリと並ぶフォロー様方に納得の高評価でした。ま◯様が「語り合いたい」と以前おっしゃったように、本当に語り合いたいヤマシタ作品です。
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21件
2021年10月8日
ヤマシタ先生のデビュー作も収録の短編集
恋愛や青春やそれ以外の気持ちなどの物語の、途中だけを切り取ったような短編集です。
悪く言えば投げっぱなしなのですが、描かれていない背後の膨大な時間や経験や関係性の存在を、確実に意識させてきます。
だからか解りませんが、泣きたいような我慢したいような複雑な心持ちになってしまいました。
三つのお話を読むまでは。
ですが四つ目の「あの人のこと」を読み終わった時、嗚咽をあげてしまいました。
全く違う登場人物、違うお話なのに、マイノリティの底にある共通したやるせなさが一気に表に出てしまいました。
泣いてしまったらもうマイノリティとかマジョリティとか関係なく無い?って気持ちになれて、作中人物への共感度が高まりました。
ヤマシタ先生は最初っからヤマシタ先生なんだな〜と感慨深くなってしまう作品集でした。
どれもこれも、事あるごとに思い出しては反芻するんだろうな、と思えるお話ばかりです。
後書きもとても興味深かったです。
(イルミナシオンをググったらランボーの詩集に行き当たったのですが、イルミネーションのスペイン語の方かな〜?)
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17件
2022年1月13日
初めて読むヤマシタ先生作品
「さんかく窓の外側は夜」を読みたいなと思ってて、フォローしてる方がこの作品を熱くおススメされてたのでまずはこちらから読んでみました。あえてはっきりとした結末を出さない味のある短編集で、表題は男同士のリアルな感情が綴られるお話。好きって気持ちだけでは簡単に片付かない、やるせないお話でしたが、描き下ろしのおまけで払拭でした笑 先生の作品はいつもこんな楽しいおまけなのかな。面白い~笑 短いけど私は「ラブとかいうらしい」が一番好きでした。友人2人がベランダでコーヒーを飲みながら会話だけで進むお話。こういう深読みして、この先を頭の中で思い描いちゃうようなお話好きです。頬を刺すような冷たい空気感やひざ掛けの中の温かさが伝わってくるような、そんなお話。フォローしてる方が唸った「ばらといばらと~」も良かった!自問自答しながらも足が動いちゃう女子高生カッコいいな。色んな感情が未完成な青い時代の心の揺れをとても上手く表現されているなと思いました。さんかく窓~がますます楽しみになりました(^^)
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12件
2021年4月21日

最新のレビュー

孤独をずっと抱えたままでも、そばにいたい
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作、ミキの『なにもかもほうりだしてしまいたくなる』という気持ちが、痛いほど分かる。
幼馴染の小矢をずっと恋うているミキが、言うつもりもなかったのに、洲田との関係を知られたことが分かった時、自分の気持ちを小矢に告げ、小矢が、じゃあ、ってなった時、「終わりが見えるから関係は結ばない」と告げる。例えばそれで、一時の幸せを手に入れたとしても、小矢より小矢の事を知っているミキからしたら、続くわけがない、と思っていて、それならこのままの関係で、死ぬまでそばにいる方がいい、と。
救いようのない『今』を、5日に一回は、なにもかもほうりだして、神様、ひとりにならせて下さい、と祈らながら、ミキはずっと孤独を抱えて生きてたんだと分かって、私の心にもその孤独が一気に押し寄せた。
誰しも何度かは、すべての関係を断ち切ってひとりになりたい時はあると思うけれど、それをこんな切実に現す作品にはそうそう出会えない。

表題作はミキを中心に、洲田と小矢の孤独もそれぞれで、中でも洲田はミキが1人に対して抱えてきた気持ちとは違い、自分の存在そのものに対してなのがまた苦しい。ミキに孤独感をシンクロさせたのか、受け入れられずごめん、と謝られても、「そばにいたい」と訴えるけれど、どうなるのかは分からないまま。
この2人もまた、たとえ関係が続いたとしても、きっとそれはお互いにとって孤独を募らせるだけなんだろうし、ミキからしたら、体が心を裏切ることも、心が心を裏切ることも、もうしたくないんだろう。

ミキの気持ち次第で3人の関係は変われるんだけど、もう、死ぬまで小矢のそばにいる、と決めている、いたいと思っている時点で、洲田の気持ちは成就しないのかな、と思うし、ミキの気持ちを知ってしまった小矢もまた、孤独は埋まらず、この寂寥感は消えないんだ、と感じる結末だった。私はそう思ったけど、それは読んだ人それぞれに委ねられてるのだと思う。

成就することが当たり前のBL作品の中で、その枠を超えて、人が抱える孤独を3人の関係の中で炙り出しているところが、他作品と一線を画している。

他収録作も甘い作品ではないけれど、どれも寂しさの中に、そばに優しい人は必ずいて、その寄り添い方がさまざまに描かれている読後感にホッとする作品でした。

心がキュッと切なくなり、高校生らしい一瞬の輝きを現す女の子視点のお話が好きでした。
いいね
0件
2026年5月23日

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