ネタバレ・感想あり新装版 イルミナシオンのレビュー

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どの作品も
2024年6月28日
読後の余韻が。なんていうか、胸にキシっとくる。ハピエンとかバドエンとかではなく。過去から今、そしていろんな分岐点がある未来へ。関係は続くかもしれないし、続かないかもしれないけど。主人公たちには「今」しかないんだな、と。読んでよかったです。
なんて表現したらいいのか適切な言葉
2024年3月28日
どう伝えるのがいいか?
わからない訳じゃいけど、ヤマシタトモコ先生は、エロスだと思います。エロスそれは自己愛。
愛の種類は、フィリア親愛、エロス自己愛、アガペー自己犠牲の三種類が西洋的一神教の考え方ですね。
フィリアではなく、圧倒的エロスです。
イルミナシオンは、イルミネーション「人生に光を与える」
圧倒的自己愛がなければ、他人の愛に触れるのは恐怖でしかないと思ってます。
恋愛至上主義煩わしい
気持ちなんて簡単にわかるか?三角関係で1人を取り合うと、とてつもなく残りの2人がヒートアップすんのは、面白い。
洋平の事そう来んのか!
気持ちなんて美しいものでは無い、肉欲は忠実であって不実でもあると思ってしまうな
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ギュっと詰まっている
2023年5月23日
“さんかく窓の~”以外のヤマシタ作品を読むのはこれが初めて。はわ~ホロ苦。短編が数作品入っていて、どれも安直にはいかない人の気持ちが盛り沢山。切なさ、やるせなさ、優しさ、萌え、色々な気持ちがギュっと詰まったうえで、そんな上手くもいかないけどそんなに悪くもないよ、って背中をソッと押してくれるような作品ばかりでした。短編なのにどれも余韻が強烈。巻末に作者様のそれぞれの作品への簡単な解説とテーマソングが載っているのですが園芸部の女の子がカッコ強い“ばらといばらと~”の曲が好きな曲で無性に嬉しい。おまけページで彼が文化祭で披露した曲がまた最高ですやん。その時その時で後悔のない選択をして生きていけたらと思わせてくれる、ヤマシタ作品に乾杯!
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切ないなあ
2023年5月4日
人を想うってのは切ないという短編集。何処か決まった位置に確定出来ない想いを持った、でも捨てられない想いを持ったまま生きてる人を描くのが上手い作者さんの初期作品が読めます。私は本編も好きだけどオマケっぽい日常漫画が本当に大好き。
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短くても満足
2023年4月28日
表題作、ままならない感情を持て余す3人の男。映画やドラマみたいなハッピーエンドばかりじゃないよね、ってところがリアルで良かった。短編でサッと物語を締めたのも余韻を楽しませてくれた。他の作品も粒揃い。最後に掲載されているアフターストーリーでちょっとほっこり。
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すごい短編集でした
2023年4月13日
忘れていた古い傷口がじわっと開いていくような。仕舞い込まれていた、かつての鮮やかだった気持ちに指さきが触れたような。後半のアフターストーリーたちで、少し気持ちを楽にしてもらえました。
ゼラニウムの花言葉
2023年3月7日
表題作他、4作入った短編集。
「ラブとかいうらしい」がたまらなく好きだったので、それだけ感想を。

こういうの読みたかった。少女マンガの文法で書かれたBL。
季節はまだ寒く、すぐに冷えちゃうコーヒーを飲みながら、ベランダで二人が話す。ただそれだけ。
空の感じから、ちょうど今くらいやね。
二人に共通の友人たちの名前はいくつも出てくるけれど、当の二人の名前は出てきません。
最後に呼び合うような野暮な展開にはヤマシタ先生はしないでしょ、なんて思いながら読みました。
ベランダにはゼラニウムが咲いています。花言葉は尊敬、信頼、真の友情。
実は色によっても違います。
この単行本唯一の本文内カラーページがこの作品のオープニング。
で、確認しました。赤…ピンク?
君ありて幸福。決心、決意。あ、これか。

はじめと終わりにはそれぞれ、「それ〇〇なこと?」と訊ねるシーンがあって、はじめの何気ない質問によって終わりの質問も生きてくる作り。そんなところにも、この作品の構成の上手さを見せつけられます。
答えが描かれて(書かれて)いる訳ではないのですが、ヤマシタ先生の作品には、読者に色々と想像させる余白がありますね。もちろん先生の中での答えはあるのでしょうけれど。
私はほぼ全ページに描かれたゼラニウムに、作品の根幹を感じました。
はあ…ラブだよ。

…と、まあ、短編一作につきこれだけ想像が膨らむ膨らむ。

昼間の空に見える白い月。真っ昼間に満月が見えることってないんだけどな。これだけはちょっと気になったポイント。せっかく空で季節がわかるのに、って。下弦の月ならよかった。
おもしろかったです
2022年12月29日
心情表現のしかたが上手い、というか丁寧に描かれていると思ったら「さんかく窓の~」の作者様でしたか!ストーリーにのめり込んで読んじゃいました。
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独特な世界観が好み
2022年6月19日
5つの話が入った短編集。
表題作目当てだったが、全て良かった。
どれも世界観が独特で引き込まれたが、表題作が一番長いこともあり、ぐっと心に突き刺さった。
三角関係と言えるのか、それぞれの想いの方向とか重さが三者三様で、1話ごとに1人づつ心情で語り継がれているので、同調して切なくなってしまった。
モテ期のようでいて、そう簡単にはいかない想いを抱えている隆氏も切ないが、当て馬的な存在で誰にも好かれることがない州戸が哀れで何とかなって欲しいと思ってしまった。
他もどれもよかったが「あの人のこと」が特に泣ける。
最後にそれぞれの話の番外編のようなおまけ的なショートストーリーがコメディっぽかったりで笑えて面白かった。
読後にじわじわとくるようなストーリーが好きなので、なかなか好みな作品集だった。
人の関係性の可能性を感じます!
2022年5月16日
こちらがヤマシタ作品3作目でしたが、やっと良さが分かった気がする。今まで読んだのは私には難しかった。デビュー作を含む短編集ですがどれも丸くは収まらない。正解が一つの形ではない。間違えても自分で選ぶ大切さを教えてくれているようです。大好きで読み返す本になると思います。
ヤマシタワールド入門編(?)
2022年2月15日
表題作はちと長め、描き下ろしっぽいのもあり、分かりやすいような複雑なような、ヤマシタワールド全開の仕上がり。隆氏はメンドクセ〜けど愛おしいな。他は読み切りなんだけど、どれもじわじわと刺さる萌え…「神の名は夜」はぶっ刺さる通り越して撃ち抜かれた。「ばらといばらと〜」は後日談含めBLってか、青春!イメージ曲納得!余談、後書きにありましたが、「そういう」現場に出会さずきた人の真っ直ぐな強さが女の子に出てるんだろうな。美しいな。
😍😍
2022年2月13日
やっぱりヤマシタトモコさんの描く漫画が大好き。多分この結末とかこういう漫画の描き方はヤマシタトモコさんにしか出来ないと思う。普段なら絶対に納得のできない結末だとしてもヤマシタトモコさんにはそれを納得させる力が凄くあって毎回毎回どの本読んでもはい!今回も私の負けです!ってなる。ヤマシタトモコさん作品の中でもトップクラスに好きな漫画です。
文学的
2022年1月27日
BL風味の文学的読み物という感じ。全体的に少し切なくなるような、でも希望もある、素敵なお話の詰め合わせでした。描き切らない感じ、余韻が残る感じがよかったです。
「あの人のこと」最後のページでうるっときました。
ヤマシタ先生のデビュー作も収録の短編集
2022年1月13日
恋愛や青春やそれ以外の気持ちなどの物語の、途中だけを切り取ったような短編集です。
悪く言えば投げっぱなしなのですが、描かれていない背後の膨大な時間や経験や関係性の存在を、確実に意識させてきます。
だからか解りませんが、泣きたいような我慢したいような複雑な心持ちになってしまいました。
三つのお話を読むまでは。
ですが四つ目の「あの人のこと」を読み終わった時、嗚咽をあげてしまいました。
全く違う登場人物、違うお話なのに、マイノリティの底にある共通したやるせなさが一気に表に出てしまいました。
泣いてしまったらもうマイノリティとかマジョリティとか関係なく無い?って気持ちになれて、作中人物への共感度が高まりました。
ヤマシタ先生は最初っからヤマシタ先生なんだな〜と感慨深くなってしまう作品集でした。
どれもこれも、事あるごとに思い出しては反芻するんだろうな、と思えるお話ばかりです。
後書きもとても興味深かったです。
(イルミナシオンをググったらランボーの詩集に行き当たったのですが、イルミネーションのスペイン語の方かな〜?)
5つの短編集どれもこころに残るお話
2021年10月29日
5つの短編集でどれも胸に詰まるような、こころに残るお話でした。表題作のイルミナシオンはハッピーエンドでもバットエンドでもなく、ままならない様や人生や気持ちに折り合いをつけようともがく様が、とてもリアルに感じられました。どれも印象的なお話で、なかでも「神の名は夜」が好き。先生のエロスは暴力に変換可なのわかるな〜、読みものとしては!です。
泣いちゃうじゃない。
ネタバレ
2021年10月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 『恋の話がしたい』も大好きな作品ですが、また好きな作品が増えました。5つの短編集で、どれもポタッと一滴涙を落とすと、幾重にもひろがる波紋のようで、心にじわじわと広がります。こんなにも、心を掴んで離さない作品があるのかと、震えて止みませんでした。
『イルミナシオン』:恋ほどままならないものはない。思う人に思われず、思わぬ人から思われて、あぁ、なんて切ないの。それでも誰かを好きにならずにはいられないから、神様、どうか……う~ん、沁みるねぇ。
『ラブとかいうらしい』:まだ寒いベランダで肩寄せあって…暖かいのはきみのせい。そこに思いがあるんじゃないの?…
『ばらといばらと~』:これはとっても好きだな。ヤマシタ先生の作品の女の子は、颯爽として清々しくてカッコいい。見つめたその先に、傍観者でいられない彼女の強さに惹かれます。
『あの人のこと』:ある一人の男の子に関する6つの告白。予想だにしない展開に驚きと感動で溢れました。泣いちゃうじゃない。覚えていてくれてありがとう。最後の最後に泣けてくる。
『神の名は夜』:ヤクザものですが、そこに愛があります。自分の身体をはって守りたいもの。しびれます。
どれも余韻が強く残る素晴らしい短編集です。ハズレなしのおすすめです。物悲しさだけでなく、楽しく描かれた短い後日談で救われた気持ちになるのも、ヤマシタ作品ならでは!
レビューを繰っていくと、ズラリと並ぶフォロー様方に納得の高評価でした。ま◯様が「語り合いたい」と以前おっしゃったように、本当に語り合いたいヤマシタ作品です。
秀作ぞろい。
2021年8月25日
どれも ほんとによくって、でも、一番好きなのは、あの人のこと、かな。神の名は夜、も すごくよくって、これが先生の初作品だとかなんとかなんですが、やくざもの、いいです。表題作は、舞台にしてほしいですね。
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美しい言葉で完成されている
2021年5月1日
イリュミナシオンといえば、私の中でランボーなのですが、この本の中の収録作どれもが散文詩的な美しさで彩られていました。短編集は好きではないのですが、全て短くとも完成されていて凄い!の一言です。レビューを見て購入に至りましたが、ファンの方が熱く語る理由がわかりましたし、他の作品も読ませて頂こうと思いました。
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独特の
2021年4月21日
他には無い空気感、登場人物の心の葛藤にかなり切り込むけど湿度は低いというか。
読み手に想像させる余白があって、読むタイミングで感想が変わりそう。
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初めて読むヤマシタ先生作品
2021年4月21日
「さんかく窓の外側は夜」を読みたいなと思ってて、フォローしてる方がこの作品を熱くおススメされてたのでまずはこちらから読んでみました。あえてはっきりとした結末を出さない味のある短編集で、表題は男同士のリアルな感情が綴られるお話。好きって気持ちだけでは簡単に片付かない、やるせないお話でしたが、描き下ろしのおまけで払拭でした笑 先生の作品はいつもこんな楽しいおまけなのかな。面白い~笑 短いけど私は「ラブとかいうらしい」が一番好きでした。友人2人がベランダでコーヒーを飲みながら会話だけで進むお話。こういう深読みして、この先を頭の中で思い描いちゃうようなお話好きです。頬を刺すような冷たい空気感やひざ掛けの中の温かさが伝わってくるような、そんなお話。フォローしてる方が唸った「ばらといばらと~」も良かった!自問自答しながらも足が動いちゃう女子高生カッコいいな。色んな感情が未完成な青い時代の心の揺れをとても上手く表現されているなと思いました。さんかく窓~がますます楽しみになりました(^^)
ヤマシタトモコさんが好きです
2021年4月20日
とりあえず、どの作品も味がある。
スルメのように、噛めば噛むほど味が出てくる。
じんわり心に残る作品ばかりです。
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上質な短編集、あ~~好きです!!
2021年4月18日
作者買いです。「さんかく窓の外側は夜」が完結してしまい何度も読み返していましたが、未読のこの作品がセールになっていたので早速購入しました。
いやぁ~、どの短編もいいっ!!主に5つのお話とその後が描かれています。どのお話も出てくる人達が人間臭くて、カッコいいんですよね~。特にカッコいいなと思ったのは「ばらといばらと~」の女子高生。吐き出されたセリフにクァーっと唸りました。描かれている言葉がどれも私のツボで、心に沁み沁みです!レビューにも書かれていましたが、この作者様の作品は余韻がいいんです。ホントにオススメです。
泣きました
2021年4月16日
冒頭からギュン⤴︎⤴︎⤴︎っと持っていかれて宙ぶらりんなコレをいったいどうすればいいのと困惑しつつページを捲り、最後でふわっと着地させてもらって一安心したというところです(訳分からん
どの作品もとても好きです。映画を見ているようでした。
ヤマシタトモコさんの絵はさらりと描かれた線が台詞はなくともとても雄弁でセクシー。大好きです。
ヤマシタ先生について語りたい
2021年4月16日
BLの入りがよしながふみさんとかヤマシタトモコさんなもので、このお二人のお話は自分の中でBLではなく別枠にカテゴリされるんです。散々BL読み漁って色々読んだ後に読んだら感じ方変わるかと思いましたが、相変わらず別枠でした。そういうわけで、BL読みでもし一度もヤマシタ先生の話読んだことないって方いれば一冊くらいは読んでほしいと思ってしまう。好き嫌いはともかく。押し付けは良くないですが、そっと誰かの読む本に紛れ込ましたい。ヤマシタ先生の別のお話で、「人は1人じゃなくても孤独、それは世界の約束で、安心していい」的なお話がありまして、表題作読むとそれをぜひ登場人物達にも教えてやってくれ!と思います。『ラブとかいうらしい』ヤマシタ先生の短編の中でもかなりお気に入りのお話。定点の会話だけのしゃべくり漫画。これ寒めの地域の3月上旬っぽいなぁといつも思います。昼前の白い月がなんだか本当に綺麗ですよね。笑。『ばらといばらとばらばらのばらん』最後のワンシーンが最高。思春期の時にこういう態度でいられる女の子本当にカッコいいし憧れる。『あの人のこと』渦中の人物はリアルタイムでは登場しない伝聞漫画だけれど、どういう人なのかよく伝わってくる。とりあえずヤマシタ先生漫画上手すぎでは。『神の名は夜』デビュー作ってほんとですか。自分がヤクザもの好きなのはヤマシタ先生の影響かもしれない。しかもヤクザならゴリゴリのヤクザものを求めるのはヤマシタ先生のヤクザが原点だからかもしれないと思い至りました。先生のかくヤクザははしゃいでないところがとても良い。BLあるあるの女っぽい名前で呼ぶやつが好きなのももしや。そしてヤマシタ先生はおまけが本当に良いですよね。本編がやるせなく終わってもオマケで救われる。今回は『ばらといばら~』『神の名は~』が( *´艸`)。『ばらといばら~』のやつは本当に大好き。ヤマシタ先生のオマケの中でもこちらもかなりお気に入りのオマケ。何度も言っちゃいますが、思春期の時にこういうことできる女の子憧れるしカッコいい。ヤマシタ先生は本当に大好きなんですよ。最早大好きとかいうのもおこがましくてなんて言ったらいいかわかりません!
別離と平行線の一冊◎
ネタバレ
2021年2月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全体的に仄暗い空気なのだけど、この手の正解の無い関係や好き嫌いで区切れない感情の話は余韻あって楽しい。分かりやすいハピエンばかり読んでいると、変化球の方が真っ直ぐ刺さってきたり^^;

1:26年来の29歳親友(幹田・小矢)+ゲイ洲戸(24)の三角関係。男女問わずどこにでもありそうな微妙なところを突いてくる感じが好き。〈恋愛出来ないと人間じゃない風潮〉は確かにあってウザいね。グダグダなのがリアルで面白い。

2:寒いベランダでの二人の会話だけで浮かび上がるドラマや苦悩からのドキドキ◎

3:同じ男子を好きな男子と女子の多感な時期の心の揺れがいい。初恋の恋敵が男子って経験もレアね。

4:〈あの人のこと〉ゲイ自覚し生きづらさを持ちながらも繋いだ人の縁を、斬新な切り口で追う切なくて温かな話とてもいい◎

5:〈デビュー作〉途中チビりそうな極道モノ。

描き下ろし3組ありハイテンションで笑いました!!
いろいろ入ってます
2021年2月26日
最初のお話が結構好きです。心理描写が分かりやすくて、すぐストーリーに入れました。
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とてもいい余韻。
2021年2月12日
表題作を含む5作品が収録されています。ハッキリさせて、ハッピーエンドやバッドエンドではなく、余韻を楽しむ作品ですね。収録作品に1作品半くらい女子目線があります。女子目線は苦手なものもありますが、問題なし、むしろ清々しいほど。描かれ方の視点がすごく良いです。
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あー・・・、わかるぅ・・・
2020年12月8日
ってしみじみ腹に来る感じです。
どの短編も滋味深いです。
私は「ばらといばらとばらばらのばらん」が大好きです!
苦手な人はとことん苦手かもしれない作品
2020年12月3日
『ノンケの幼馴染に片想い』
『傷心を身体で慰めてくれたゲイ』
この二人の間にいる主人公…といえば、色々話が展開しないわけがない…!!
しかしそこは、ヤマシタトモコ作品ですから…予想の枠をガーターして落とされたあとにこそ、余韻がありました…
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性癖に突き刺さる!短編集
2020年11月26日
初見よりも二度、三度と読む程に分かりみが深まります。
個人的に凄く好みなお話しばかりで嬉しくなる1冊
性癖にとタイトルにしましたが、ほとんどエロい描写は有りません。ザンネンですけど
登場人物たちのグダグダした内面描写がサラりと
描かれていて、どの話しも読後感さっぱりしてます
作者のあとがきがまた楽しい!
他の作品も是非読んでみたいです。

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なんともいえない気持ちになる
2019年5月21日
ポイント還元があったのと、この作家さんの作品はおもしろいのが多いので表紙で見て選びました。
結果、大当たりでした。
BLだけど、甘いわけでも、エロいわけでも、なく、切ないといえばそう、じゃないといえばそう、というようななんともいえない気持ちになりました。
ちょっと泣きたくなりました。巻頭の連作は続きが読みたいような、続きが知りたくないような、そんな不思議な気持ちになります。
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せつない
2018年9月18日
10代の頃を思い出してしまうようなせつなさが満載です!人を好きになるのって 簡単そうで 難しくて 難しくて。ま、いいや、この辺で手を打とう そんな風に イケる人と イケない人。適当なところで妥協して でも大切にして生きていくのが オトナになること。そんな風に生きてきたから。この物語は沁みます。昔を思い出し 泣けます。
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ヤマシタトモコ作品
2024年8月14日
ヤマシタ先生の絵がとても好きで、ついつい購入してしまいます。「あの人のこと」がダントツで好きでした。
友人に勧められて
2024年6月21日
たしか漫画なんでも読む友達に勧められて読んだ本。
BLだけどリアリティのある人物像、静かに淡々とした日々、その中で巻き起こる心の動きが上手く書かれていてとても良本。
これ系のメンズと絵が好きな人は中身も裏切らないので必読
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短編集
2023年3月31日
BLなんだけろうけど、それだけじゃない恋愛や友情とか色んな人間模様が、短編に凝縮されてるみたいな錯覚?って言うのかしら...
もっと読みたかったです。
こういう三角関係好きです
2022年6月22日
3人で仲良くなんて現実的ではないと思う私、こういう三角関係ならいいです。その他女が出てくるBLで女は大抵悪者ですが、この短編集ではそんな事なくそれも良かったです。
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続きが気になりますけど
2022年3月3日
短編集ですが、引き込まれます。
それぞれの思いが文字になって目に飛び込んでくると何だかグッと刺さります。
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全編切なさ満載
2021年4月29日
人生は哀しいこともある。
ままならないことをなんとかやり過ごして。
そんな切なさが全編に漂う。
ヤマシタトモコ先生のストーリーは素晴らしい。
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好きではないが、嫌いでもない
2021年4月29日
表題作は、黒髪で背格好の似た3人の区別がつかず困りました。笑
短編集です。奥付に書かれていないので調べたところ2008年の作品(新装版は2018)。
古い作品はすぐ「ホモ」を連呼する。笑
馬鹿にしているわけではないが自分とは異なる人種への線引き。
それが「ホモ」という言葉に表れているのだと思います。
BLと少女漫画とレディコミの間を行き来する独特の作風ですよね。
正直、好きではないです。でも、嫌いなわけでもない。
たまに読みたくなる作家さんです。
じんわり効いてくる
2020年10月30日
作者さん買いです。
表題作の、この報われない感じが好きですね。しかし、エロを求めるならば、物足りないです。
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メリバ?
2020年6月17日
短編集。メリバ?が多めでしたが、描き下ろしは明るかったので最終的な読後感はそこまで悪くなかったです。
竹を割ったような性格の女の子と根暗ないじめられっ子の交流のお話が一番楽しく読みました。BLではなかったけど…
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作者買い
2020年4月18日
やはり一筋縄ではいかない感じなんですね〜。それが良いとこなんですが、切ないけどホッとするような、みんな幸せになって欲しいと祈ってしまう。
どれも、まだこれから・・
2020年3月7日
<イルミナシオン>とは何ぞや?と思って調べたが、よ~分からん。何?コレ?誰も幸せになれない!・・と思ったら書き下ろしがあった。いい具合にまとまってるから、まあ良かった。《ラブとかいうらしい》→ゴメンなさい。ずーーっと「部屋の中に入ればいーのに」って思いながら読んでた。《ばらといばらと》→中久みたいな女の子は好き。
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とても
2019年12月31日
新しいタイプの三角関係だな〜と思いました。結局はどうなったの!?ともだもだしましたが、これはこの形で良かったのだろうと思います。
せつない
2019年8月1日
表題作は切なかったです。でもリアルな人間模様だと思いました。個人的には短編のヤクザの話が好きです。
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結末が分からない
ネタバレ
2019年7月23日
このレビューはネタバレを含みます▼ 3人各自の視点から話が進む3話完結のイルミナシオンと他短編。どっちとどうなるんだろー分からんなーって思って読んでたらどっちともどうもならなかった。巻末のおまけみたいなとこがなかったらシリアスな感じで終わってたけど、なんか最後でほっこりというかなんだか気が抜けるような感じでした。
少女漫画家さんだからか、やっぱりこの作者さんの描く女の子は魅力的です。ばらといばらと〜の女の子凄く好きです。
好き嫌いが分かれそう
ネタバレ
2023年6月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ あらすじを読むと拗れた三角関係を想像するのですが、それほど深刻な雰囲気になるわけでもなく。むしろ孤独を拗らせた主人公の一人相撲を見ていた感じでした。強いて言うなら新しい恋をしようと頑張った洲戸が不憫だと思いました。
わたしには、、、
2023年4月12日
もやっふわっおやっ?、、、という感じでした。またもう少し時間が経って読み直してみたら違う感想が書けるかもですが、今回はあまりハマらず、、、また読み直しチャレンジしたいな!とは、思います
三角関係
2022年12月19日
ストーリーは嫌いじゃないです。すぐに上手くいっちゃうBLと違って丁寧に描かれていると思います。ただどうしても絵が好きになれなくてそこが気になってしまいました。
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独特の世界観
ネタバレ
2022年2月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今までの常識を覆されました。まず、登場人物がほとんど笑わない。そして、幸せな場面がないし終わった後も満足感よりは不完全燃焼感の方が強いかなぁ。
表題作は好き
2021年4月25日
「さんかく窓」から流れて読んでみようと購入。
短編集と知っていたけど、表題作で一巻分読みたかったなぁ。他の短編は、私にはあまり響きませんでした😓
ただ、表題作の三人はとても好きなので、三人でずっとイチャイチャして欲しいです(笑)
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ややこしい・・・
2020年11月29日
なんて、面倒くさい、三角関係・・・。
男三人なのに・・・、幼馴染って、面倒くさいね・・・。
安定感
2020年2月13日
ヤマシタ先生の作品は相変わらずの安定感です。こちらも短編集ですが どれもまとまりが凄いです。余韻が残ります。個人的には ラブとかいうらしいが一番良くて 2回目読んだら泣けました。
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😌
2018年9月10日
全てのお話が曖昧でなんかスッキリしませんでした。そのなかで表題作は好きでした。ああいう王道で幼馴染に片想いとか好みなのでドンピシャでした。でも表題作以外に短編も何作か入ってるので、やっぱり曖昧な感じで終わったので残念でした。
表題作+短編4作 不毛な三角関係の行方
ネタバレ
2018年9月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作+短編4作+描き下ろし3作+新装版おまけマンガ収録。2008年宙出版刊行、単行本「イルミナシオン」におまけマンガ3ページが収録された新装版。本編では、全ての恋は成就してないと思う。また女の子視点の短編あり。

「イルミナシオン」全3話
隆氏は長年幼なじみの小矢が好き。でもそれは封じ込めた想い。ある日出会った洲戸と関係をもって…。それぞれ3人の視点で描かれる、心の叫びが切ない。描写は見えない感じで、あっさり。

「ラブとかいうらしい」
寒いベランダで語る二人のお話。切なく温かい時間が流れる短編。

「ばらといばらとばらばらのばらん」
赤井を好きな中久は、十亀も同じ想いを抱えていると気付いて…。中久(女子高生)視点の短編。…正直、二人ともなんで赤井なのか?と思ってしまった。

「あの人のこと」
6人が語るあの人のこと。それは悲しくも、優しい。短編。

「神の名は夜」ヤマシタトモコ先生、デビュー作。ヤクザもの。流血シーンが苦手なので、早回しで読んでしまった。

「separation?」3ページ~「イルミナシオン」描き下ろし~
変わらず隆氏の家にやってくる、小矢と洲戸。

「きみはばらよりうつくしい。」3ページ~「ばらといばらとばらばらのばらん」描き下ろし~
十亀が大切な友達に作った曲。

「NOBO/DY BUT GO/D KNOWS.」2ページ~「神の名は夜」描き下ろし~
ミカを待つ須賀。

「旧版あとがき」2ページ

★ここまで単行本[イルミナシオン](宙出版)より★

「おまけマンガ」描き下ろし3ページ
~10年ぶり表題作3人登場描き下ろしマンガ~
人生初のモテ期が望まぬ形でやってきた隆氏に、提案。
余韻とか想像を楽しめる読者向き
ネタバレ
2023年6月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作が本当に合わなかった。三角関係の話とか横恋慕の話が好きではないというのもあるけれど、相手への想いが強いのに妙にトゲトゲしく、面倒くさいを通り越して怒りすら覚える。

幹田と小矢の不毛な片思いと腐れ縁に巻き込まれた洲戸がなんだかとても哀れで辛い。洲戸のキャラクター故の孤独なのかもしれないとは言え、幹田からのあの言葉はキツすぎる。


表題作以外は短編で、どの作品も明確な正解や方向が示されておらず、物語の余韻や登場人物たちのその後を想像して楽しめる方でないと中途半端に感じてしまいそう。

『さんかく窓の外側は夜』や『違国日記』を書かれた作者さんだからと気軽に読んだことを激しく後悔。表題作の胸くそ悪さに☆1にしてしまいたいところだけれど、『あの人のこと』が意外と良かったので☆一つ追加。
ムムム
2023年11月16日
深い!人間の深い感情の表現が上手ですね。さすがです。これが男女の恋ならここまで深くならないのかなあ?なりますよね。男女でいいのでは?
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好き嫌いが分かれそう
2022年2月27日
どのお話も問題が解決する訳でもなく、フワッとしたまま終わります。リアルといえばリアル。余韻があって良いと感じる方には良いのでしょうが、BL的な楽しさや癒やしを求めて買うと後悔すると思います。
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作家名: ヤマシタトモコ
ジャンル: BLマンガ
出版社: 祥伝社
雑誌: onBLUE / onBLUE comics