作者さんの甘いストーリーが好きでこちらの作品も読み始めましたが、「身体的」「ネグレクト」「心理的」と、世間で言われるギャ くたい 児について掘り下げたものでした。
人によっては苦手とする方もいると思いますが、私はこういった作品がより多くの
人の目に触れ、社会的な理解や認知が広まれば少しでも被害に遭う子どもが減るのではないかと思います。
大切にされるべき人から受けた歪んだ愛情は戸惑いを生み、本来あるべき常識が常識でなくなります。身体の傷だけではなく、心の傷はその子の人格形成にも関わると思うのです。
この作品では恋愛の感情や物語だけでなく、子どもの経験や感情、人間の心理に焦点を当てていました。
やっぱり、池森先生の作品は心温まるものです。
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