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ロッカバイディア【SS付き電子限定版】
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ロッカバイディア【SS付き電子限定版】

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作品内容

【電子限定版】描き下ろし番外編「定点観測」収録。●「俺にできることは全部叶えてやりたいから」大病院の次男坊で、奔放に日々を過ごす八尋(やひろ)。そんな八尋にとって大切なのは、幼馴染みの累(るい)だけ――。養子という立場に引け目を感じている累に、自分にだけは甘えていいと教え込んできた。そうして幼い日を過ごした二人はやがて、身体を重ね始める。曖昧なバランスで保たれていた関係だけれど、義母の妊娠を機に突然、累が「終わり」を口にして!?

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レビュー

ロッカバイディアのレビュー

平均評価:4.7 606件のレビューをみる

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高評価レビュー

無償の愛
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 幼馴染の累と八尋。
実母から虐 待を受けた累は、引き取ってくれた義父母に報いるよう優秀な成績を取り続け聖人君子のような子に育った。
でもそれは義父母に認めてもらえるように累が必死で身につけた鎧であり鎖であると知る唯一の人物が八尋で、とにかく累が大切で第一優先。義父母では埋められない寂しさを全て引き受け、累の承認欲求と八尋の奉仕欲求のバランスを何とか保ちながら生きてきたが、それが崩れ始めたきっかけが義母の妊娠だった。
実子が産まれたら自分は?
両親に見棄てられる不安が人一倍強い累。まともでいなきゃ失望される、同性の八尋と身体を繋げている自分はまともじゃない…。
義父母にとって養子である自分は他人だと言い切っているのが悲しかった。これ確実に義父母も悲しむ。引き取られてからの8年間で「何があっても2人は自分を捨てない」という信念が得られなかったのが不憫でならない。
両親に落ち度などはなく、一貫して無償の愛を注いでくれているこの義父母は素晴らしいと思う。ただそれだけ累の心の傷は深く、自分を追い詰めてしまったんだな。

マキネ先生の描く目がまん丸の男の子は、すごく可愛く見える時とゾッとする時とあります。
今回も病んだ累を見て思いました。
この時の八尋は医者以上だった。相当な精神力と愛情がないと出来なかった対応だと思う。
累は「愛されたい人」だけど、八尋は「愛したい人」なんです。ただただ累を喜ばせたい、笑わせたい、助けたい。この気持ちも無償ですよね。こんなにも深い愛、累が羨ましくなる程です。
そんな八尋の愛がようやく届いたあのシーン。累が絞り出すように言った「たすけて」という言葉は、八尋をもどれだけ救ったことか。この言葉が魔法のように、累自身を縛っていた鎖を解いていった。累よく言えた(涙)

今回の作品も闇に震え、その後の救済に涙しました。この落差に毎度やられる。傑作の一言です。
いいね
8件
2024年12月17日
累くんは私史上3本の指に入る受け。神作!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 自称受け厨の私の中で3本の指に入る大好きな受け、累くん。美形・黒髪・色気3拍子揃った私のフェチど真ん中。そしてこんなこと書くと嫌な気分になる方がいるかもですが、ちょっと壊れてる彼が本当に美しく愛おしく思えてしまうんです。

もちろん壊れたままでいいわけじゃなくて。累のようにああやって少しずつわがままを言えるようになる再生過程がたまらなく愛おしい。何でもしてやる、俺の全部やるっていう八尋の気持ちがめちゃくちゃわかります。ああいう受けに一度はまったら最後。よそ見なんぞしろと言われても絶対できるわけないんです。なにこの自信。でも私の受け厨センサーがそう言ってる。

成績が良くない自分では、八尋を好きな”まとも”でない自分では義父母に迷惑をかけてしまう・・義父母だってまさか精一杯愛情をかけて育ててきた息子がそんな想いを抱えてるなんて想像もしてないですよね。
だから誰も悪くないんだけど、累にとってどうしようもない感情だったんだろうなと思うといたたまれなくなります。「自分は大丈夫」の刃は常に自分の内に向かっていくから・・・壊れてる人を美しいと思ってしまう理由は、きっと彼らがこういう感覚をもってしまいがちなところなんです。それは不健全で間違った感情なんだけどその優しさが不器用で愛おしくてたまらない。

累の「たすけて」は初めて彼の本音が放った言葉で、八尋にとっては最大級の「愛してる」にも思えたんじゃないだろうか?全部受け止めてあげるからって心の中で誓ったにちがいない、と私は勝手に思ってます。
その後の累はもうかわいくて狂おしい小悪魔でしかない・・出会った時からKOされてた八尋にとっては心配だろうな。きっと累は確実にモテる。しっとり系ではあるけれどそこまで重すぎずその先に光が見える、素晴らしい神作でした。
いいね
15件
2025年5月13日
痛みを伴う、深い深い愛・・・
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙の繊細なイメージそのままの内容・・と思います(^^
実の母親からギャク待を受け、養子として弁護士夫婦の息子となった累と、そのお隣に住んでいる、医者を両親に持つ次男の八尋との・・・深くて痛みを伴う愛の物語。(注:ちゃんとハピエンなのでご安心を(^^;)
いつも、いつまでも、養子である事に不安を感じ、常に「両親が望むような良い息子」を演じ続ける累は・・・・いつでも人の顔色を窺い、常に人に好まれるように、「間違わないように」と神経を尖らす。でもそれは、幼い頃のギャク待がそうさせているんでしょうね・・・「要らない子」にならないように、いつでもビクビクしている。決して養父母が悪いわけではなく、寧ろ優しく、愛情深く育ててくれたけれど、それでもトラウマは拭えない。唯一の心の拠り所でもある八尋との関係も、後ろめたい気持ちもあれど、ついつい依存してしまう・・・・そんな中で段々と精神が蝕まれていく累があまりにも可哀想で、読んでて胸が詰まる思いでした。作家さんの描写があまりにも繊細で上手くて・・累の表情があまりにも切なくて・・うっかり自分もお話に飲まれて重たい雰囲気になってしまいましたが(^^;最終的には八尋の深い愛情で泥濘から救われるのでホッとしました♪両親にも気持ちがちゃんと伝わって良かったね・・・と思いましたね(^^それもこれも、八尋のお蔭!!詰まっていた想いを吐き出せて良かった・・✨そして八尋とも堂々と恋人になれて良かった・・✨理解のある義父母でホント良かった・・・✨最後は温かい気持ちに包まれるお話で良かった~・・・(感涙✨)
そしてそして・・心を持っていかれる素晴らしい作品に出会えてよかった・・✨
いいね
9件
2022年5月4日
作者買いです
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 養父母からもらった愛情に報いるためだけに生きる累。そんな累の傍に居続けるにはどうすればいいのか考え続けてきた八尋。元々危うかった均衡が崩れたのは、累の養母の妊娠が発覚してから。どんどん自分を追い詰めていく累も痛々しかったけれど、累の夢遊病に気付いた時の八尋が自分を責めるシーンはもっと切なかった。八尋の累への献身は、累を自分に繋ぎ留めておくためだったかもしれないけれど、どうしてここまで求められるがままに与え続けられるのか?人一倍愛されて育ったようにも見えないし、自分だって欲しいモノは少なからずあるだろうに。それだけ彼にとって累という存在が絶対に何より失いたくないものだったってことなのかな。物語の中盤なんて、ただの竿状態になっていて、それでも累から離れようとしない八尋が不憫でした。累の境遇の不憫さは分かりやすいけれど、八尋は自ら不憫を買って出ている感じでした。
累自身はいつか八尋との関係を終わりにしなければいけないと考えていたわけで、そのいつかがくるまではと曖昧な関係を続けているような状態だったから、養母が妊娠して加速度的に状況が悪化して逆に良かったのかもしれない。行くとこまで行かないとどうにもならないコトってあるよな~って思いました。でも本当、八尋が報われて良かった。累には何も求めないのに、累の欲しいものは与えるということをし続けてきたのは、結局累自身が八尋の隣を選んでくれないと意味が無いと思っていたからなのかもしれないと思いました。
難しいテーマなのに、人物一人一人の心情描写が丁寧で、すごく読み応えがありました。何度読み返しても飽きずに読める、素晴らしい作品です。
いいね
2件
2025年5月11日
こんなに可愛い受け(幼少期)初めて…!
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ charaコミックスの中から見つけた作品。表紙の雰囲気に惹かれて立読みしてみたら、衝撃!買いますってば!
よく見たら電子コミック大賞2021って付いてる。え、もしかして超有名?
なんて可愛い受けちゃん…現在も良いけど、出会った頃の小さくて弱々しくて不憫で可哀想なのが、こんなパワーとなって私の心を殴りつけてくるとは…!攻めが受けた衝撃もさぞかし。いたいけ、ってこういうことを言うんですね。
もともとの性質もあるだろうけど、虐◯を受けた子ならではの根本的な自己評価の低さが過剰な気遣いと努力になっている。義両親に本心を出せない(気遣いで出さない)辛さが、見ててキツイ。
いい子でいないと自分に価値がないのでは…、と少しでも思ったことがある人には刺さる気がする。うわーん、泣ける!
お前が望むならなんでもしてやる!っていうヤヒロが素敵。あー、もう、色々最高なんですよ!チビとチビだった頃の2人も超可愛いし、高校生同士の時ももちろん良いし、もっと大人になった2人もかっこよ……!!!不憫可愛いルイがあざと可愛い小悪魔系に成長…いや、スパダリなのか…???ちょっと頭がぐるんぐるんで綺麗にまとめられませんが、最高にときめく。
最後のageごとの4コマも好き!ちびっこの2人の可愛さと、大人の2人のエロさを続けざまに見ているのに…背徳感も違和感もなく切なさ一杯。修正が必要なほどの直接的表現がないからかもしれない。世界観に入り込める。
今更読んでいる出遅れた読者ですが、見つけられて良かったです!番外編も見つけたのでそちらも購入済。幸せ。
いいね
5件
2025年11月23日

最新のレビュー

罪深い・・
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 親にぎゃく待されて事件の担当弁護士に養子として引き取られた累と隣家の同い年の八尋。二人の体格差が累のそれまでの養育状況の劣悪さを物語っているようで心が痛みます。
どんなに大事に育てられていても、ずっと捨てられることを恐れて期待に応えられる良い子でいようとする累が悲しい。子供の心につけられた傷は一見目立たなくなったとしても、何かのきっかけでまた表に出てきてしまうのだろうな。子供をぎゃく待することの罪深さを感じました。
八尋の累への執着はとても強いけど、変な拗らせや病みはなく苦しんでいる累を正しく守ってちゃんと救った。八尋は大人だな。
数年後の弟くんを可愛がっている累を見ると、自分が愛されていることを自覚できるようになって自分も人を素直に愛せるようになったのかな〜って思うとまたウルウルしました。
言わずもがなだけど、暮田マキネ先生の描く子供の絵がすっごく可愛くて大好きなんです!
いいね
10件
2026年2月3日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

幼心に誓った想い
設計:わかちゃん(シーモアスタッフ)
八尋は累と出会って幼心に与えたい・守りたい気持ちを抱き、高校生になっても続いていて。まるで刷り込みするかのように累に教え込むのがめちゃ萌えます…!成長とともに肉体関係を持つようになるシチュも幼馴染みBL好きには堪りません!暮田マキネ先生の描く苦みの広がる切なキュンの余韻が素晴らしいです。

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