同作者様の『魔王がずっと見ている』はお気に入りでしたが、こちらの作品の鬱っぽい表紙絵に食指が動かず今までスルーしていました。
でも何となく試し読みしたらめっっちゃ面白かったです!こんな感想で片付けてしまうのが申し訳ない程の名(迷)作です。
近代文学や作家先生のオマージュ物とは思ってなかったので、今まで読まずに損してました!
異世界転生作品は星の数程ありますが、これは文学的?で近代日本文学も学べて??RPG要素も楽しめて、他の追随を許さない仕上がりだと思います。
単純にこの作品単体でも面白いですが、出てくる内容の元ネタを求めて、作家先生のお話を読み漁っても面白いんじゃないかな?とも思います。
元ネタヒント解説みたいなのがファンブック等で出たら、今まで近代文学に関心の無かった層をご新規で取り込めそうな気もします。
またモデルと思われる太○治先生が、史実の心中後に本当に異世界に転生してるかも…そしたらこんな風に活躍してたかな…?とか想像するとニヤニヤが止まりません。
まだ未完の作品ですが、この原作者様なら期待を裏切らない幕引きになると既に確信しております!
作画も世界観を丁寧に表現しており、素晴らしいです。センセーの能力発動時の演出には痺れました…!単話で最新話を追いたい気持ちもありますが、単行本の小説書籍っぽいデザインが素敵すぎてどちらもフルコンプしちゃいそうです!
もっとみる▼