作品を読み返して、今、愛が体を沁み渡っています。
満たされています、めちゃくちゃ。
随分前に読んで、その時も感涙いたしました。
先生の他作品を購入したらまたまたこちらも読みたくなって開いてしまいました。
何時間読んでいたのかしら
...合本版387ページ、丁寧に創作された作品は何度読み返しても悲しくてあたたかくて優しいストーリーです。
ピアノ講師の佑真さんと介護福祉士の伊吹さん、そして、伊吹さんの娘さん舞花ちゃん、佑真さんのお母様のお話。
はじめは佑真さんにスポットをあてたストーリー展開なんですけどそのうち伊吹さんにスイッチしていきます。
伊吹さんの歩んできた道のりが切なすぎて苦しすぎて...走り抜けていないと倒れてしまう。そんな1人で頑張るの厳しい状態のところに佑真さんやお母様とのかかわり合いができるのです。
つくづく思いますが、人は孤独が一番いけない。
お話のはじめは皆、個々に乗り切ろう前を向こうと頑張って走り続けているのですがふと差し伸べられた手や微笑みで視界が広がっていきます。
心配して労りあって微笑み合う。
本当に素敵なお話です。
2人の初めて睦み合う場面よかったわぁ。
穏やかでゆっくりと確かめ合うような時間が流れて激しく情熱的な二人に。
書き下ろしの事後ストーリーでお互いの気持ちもわかっちゃいます!
このレビューを含めて何時間スマホを握っているのだろう。
お時間がある時にじっくり読んでいただきたいお話です。
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