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漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP少女・女性マンガ少女マンガ 白泉社 花とゆめ ぼくの地球を守ってぼくの地球を守って 12巻
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少女マンガ
ぼくの地球を守って 12巻
12巻完結

ぼくの地球を守って 12巻

609pt/669円(税込)

会員登録限定70%OFFクーポンで
182pt/200円(税込)

作品内容

亜梨子にキィワード収集の真の目的を語る輪。輪は月基地とコンタクトを取るため東京タワーへと向かい、最後のワードを打ち込んだとき奇跡は起こった―。不朽の名作SF、堂々の完結!

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レビュー

ぼくの地球を守ってのレビュー

平均評価:4.6 260件のレビューをみる

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高評価レビュー

どうしようもなく惹かれ合う男女
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ 紫苑と輪にどこまで感情移入できるか、がこの作品を面白く思えるかどうかの一つのように思っています

恋愛パターンは人それぞれで、
直感で好きになるタイプと、友達から好きになっていくタイプなど様々あるようですが、
紫苑と木蓮は直感で惹かれ合った男女ではないかなと思っています
一目見たときから強烈に惹かれ合う二人、昨今のスピリチュアルではツインレイなんて言われているみたいですが、それに近いような気がしています


何度も何度も読み込んできました。最近思うのは、
紫苑はとにかく恋愛に不器用、と作中で言われていますが、
表面に本当の気持ちを出さない、出せない、自分の気持ちを(あえて?)自覚できていないように思っています

槐もそれを指摘していましたね。また深層では紫苑は木蓮にはかなわない、とわかっている描写もありましたし。
それを直接相手に伝えることができない子供のように純粋で不器用な性格、が紫苑なんだと思っています
一読者として、そういう紫苑の性格にとてもシンパシーを感じます。
木蓮も紫苑のそういうところに一番惹かれたのではないかなと思います

なぜ紫苑が木蓮に対してあのような暴言をしていたのか、なぜあんな暴挙をしてしまったのか?
なぜなのか、読者に考えさせるような構成にしてあるように思っています
結局、木蓮はそういう紫苑の全てを受け入れて許した、
どのような問題が起こったとしても、許す、
それが本当の愛情というものではないかな、と読んでいて考えさせられたのもこの作品です


年齢を重ねるごとに読み返してきましたが、
現実でも紫苑のようなタイプの男性に会ってきました。
とてもリアルな感情表現、プライドと嫉妬にまみれ、ひねくれた紫苑の性格に、
性差を超えてシンクロしてしまう自分がいます

本当の自分を愛し、受け入れあえる相手を輪廻しながらいつまでも求め続ける、
永遠の人間のテーマのように思えています







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5件
2020年7月12日
少女漫画史に残る転生もの不朽の名作
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ この作品についてはいつかレビューしなくてはと思ってました。最近読んだ雑誌のためこう先生の特集で好きな作品とあげられていて、嬉しくなって書いてます。雑誌連載からリアルタイムでハマりまくってました。
現世では春ちゃん推しだったので、輪とのエンドでは、まあストーリー的にはそれが一番良いのだとわかってはいても、どうしても絵面的にゆるせなくて、ショタが苦手になったのはそれ以来ですね。。自分の中の絵面のモヤモヤをゆるしたくて、輪がイケメンに成長して次世代になった続編はいちおう全部読んでますが、私のなかの彼らの物語は完全にこのメインシリーズで終わってますね(続編は作者公認のパロって思いこみそうなくらいの勢いです) 。そのくらい、特に前世の物語はほんとうにほんとうに素晴らしかった。絵の振り幅が激しい作者さんなので、絵柄が安定していない最初の数巻で読むのを止めてしまうのはもったいなさすぎる。中盤、前世編のモクレンの美しさは目が潰れそうな勢いでしたし、モクレンのお父さんお母さんの儚い逃避行ももう胸が焦がれましたし、シオンとキャーが!こうやってレビュー書いてるだけで泣きそうなくらいシオンの哀しみが迫って今も心深くに埋め込まれてます。いまも日本で稲穂の海をみるたびに、故郷をもたないシオンが焦がれて還りたいと涙を流すシーンを思い出します。
前世に囚われる現世での葛藤と、切なすぎる片想いと、喪ったものへの想いと、SFの極限状況と、あらゆるものが詰まった少女漫画の歴史に残る不朽の傑作です。未読の方が羨ましいです。ぜひお読みください。
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27件
2021年3月7日
転生ものSFファンタジー
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ まだ自分が小学生の時に読んだ懐かしい作品です。当時の、不可思議な現象を追究することが流行っていた時代背景を汲んだミステリアスなお話。その時は超能力やら生まれ変わりやらの良く分からないことが多く、全体的に暗めな世界観が相まってとても怖かったという記憶しか残りませんでした。東京タワーを占拠したり、9年も一人で生き続けなければいけなかったという出来事があまりにもショックで、いい印象はなかったです。
しかし、大人になって再読してみると、当時理解できなかったことが分かるようになりました。紫苑の強烈な人生も木蓮の特別視され続けた人生も、登場人物一人一人に様々な思いがあり、みんながそれらに振り回されながらも一生懸命考えて生きているということが伝わります。生きる、ということに強烈な意味を与えてくれる作品だと感じました。また、今は流行りの転生ものですが、当時としては珍しく、まだ小さい輪に大人の記憶が植え付けられ変に大人びていってしまう姿、大人になろうとしてしまう姿、紫苑の記憶に振り回されてしまう姿は壮絶で、涙なくては読めない作品だと思います。
正直言って、色々な人の思いを盛り込みすぎて良く分からなくなってしまう部分もありますが、何度読んでも新しい発見がある作品だと思います。転生ものだとかショタだとかそういった要素は全て忘れて、頭を空っぽにして読んでみてほしい作品です。
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5件
2023年1月1日

最新のレビュー

こんなに面白いなんて、、
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼ アニメもありましたが、なぜか興味が湧かなかったためリアルタイムでは関わらなかったのですが、今になりちょっと読んでみたら、まぁなんて引き込まれる漫画なのでしょう。読んだその日から頭の中はぼく地球でいっぱいに。
私は槐のキィワードに心打たれました。「玉蘭のそばにいたい」大好き愛してる類の言葉よりずっと深いものを感じました。それも彼女が言うから良いんですよね。文字だからまた良かったのかも。音声でサラッと聞いてたら聞き流してしまっていたかもしれないです。
いいね
1件
2025年9月27日

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

色あせないなぁ~
広報:扇風機おじさん(シーモアスタッフ)
連載で読んでいた頃は物語を追いかけることにただ夢中だったけど、大人になって改めてじっくり読むと、これがなかなか…セツナイです。紫苑の気持ちを考えると、涙が止まりません。あと、あのコマもちゃんと収録されているのはちょっと得した気分(笑)

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